噴水をバックに Lou Ragland
屈指の実力を持ちながら不遇な評価しか受けていないシンガーとしてクリフトン・ダイソンと並び称されるシンガーだが、前作は正直なところ、なんだかよくわからない「これってソウルなの?」という印象だったように記憶している。
そんなイメージがあったので、おそるおそる聴いてみたのだが---。
Together Lou Ragland (GLR 12649)-2006-
正直なところ、歌の力は全盛期に比べ、がたっと落ちている。力を入れるところはともかく、力を抜いたときに音程がふらつく。
だが、それもしかたあるまい。こうして新録を出す気力を汲んでやりたい。
もたつき、ふらつきがあっても、そもそも歌の氏素性がしっかりしている。単に力不足なシンガーとは違う。
ちょっと古めかしいロッカ・バラード"I'm Gonna Be Loving You"、タイトル曲"Together Forever"など気に入った。
ただ「アンチェインド・メロディ」のカバーとなると、ちょっと苦しい。
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