シカゴ・メロウ Lowrell
こんなお皿はとっくにCDになっていると思っていたら、これが世界初CD化とのこと。
Lowrell Lowrell (P-Vine PCD-7265)
Lowrellという名前、さらにインディにありがちなロゴだけのジャケットから、これはグループ物だと思いこんでしまいそうになるが、これはローレル・サイモンというソロ・シンガーのアルバム。
彼はロスト・ジェネレーションのメンバーだった人物(このグループには兄弟のフレッドも参加している)。当時から曲を作ることができ、Notations、Jones Girls、カーティスとのデュエット盤を残したリンダ・クリフォードなどに曲を書いている。
シカゴ・ソウルの当時の俊英たちとの交流も深く、ユージン・レコードがプロデュースし、トムトム84がアレンジに参加しているという豪華なアルバムである。
なんといっても長尺バージョンとインストの2テイクが収録されている"Mellow Mellow Right On"の出来が群を抜いており、アルバムとしての印象は散漫になりがちだが、"You're Playing Dirty"も不思議なグルーブに満ちた佳曲。
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