脱力ディスコ004 シカゴ・バス・ストップ
ジャケ・シート裏の解説にはこうある。
昨年は「ハッスル」ブームでした。これ等のステップは、何らかの形で、本国アメリカはニューヨークから伝わってきたものでしたが、今年ブームを起こしそうなのはシカゴから生まれた「バス・ストップ」というニュー・ステップです。
ヘェ~と合いの手でも入れていただきたい。バス・ストップはシカゴ発だったんですね。後年ハウスを生む街だと思えばそんなもんかと納得できるかも。
まったく関係はないけれど、ミュージカル「シカゴ」というのがある。数年前に映画化されアカデミー賞も取ったが、80年代に日本でも舞台にかかったことがある。それに植木等が出ていたんです。
映画ではリチャード・ギアが突然下着姿で踊りだす、おぞましいシーンがあったが、僕が思うにリチャード・ギア(あるいは映画のスタッフ)は植木等のステテコ姿にリスペクトを感じオマージュを捧げたんだと思う(嘘)。
話はこのお皿に戻って演奏しているのは、あのサルソウル・オーケストラ。
名前が売れているからビビるわけじゃないけれど、それを脱力盤にカテゴライズしたのは---なんといってもジャケットに誇らしげに書かれている本命盤という文字ゆえ。
僕と同じ世代以上の方ならご存じだと思うが、この頃は海の向こうのヒット曲を、いちはやく各社がカバーを出し競うということがあった。そこで他の盤と差別化するために「本命盤」という表現が使われたのだが、まずこの言葉自体が公正取引委員会の指導もので、なにが本命かという根拠などどこにもない。
さらに、それが進むうちに、特にバッティングしていなくても惹句として本命盤という文字が記載されるようになった。実にいいかげんなものだ。
だが、しかし、これこそがソウルではないか。むしろ中身の音楽そのものより、よっぽどソウルっぽい(こっちの表現のほうが失礼だな)。
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Comments
今日は!
初めまして!コメント有難う御座います。
あの歌がダンスから来ているのは知りませんでした。
Posted by: 親こあら | November 30, 2009 04:56 PM