« 好盤 Ace Spectrum | Main | これも好盤 Ace Spectrum »

BANBANBAN キャプテンストライダム

Captain 「ソウル一日一枚」は本日休業とし、僕が追っかけ(?)しているバンドについて書こう。

 キャプテンストライダム、この3人組は以前にもとりあげたことがある
 そのときもライブに行ったレポートだったのだが、今回もライブに行ってきたので報告しよう。

 ソウル/R&Bであれば、漏れはあるとはいえ一通りは知っている。しかし日本の若い世代の音楽については殆ど知らない。このバンドが一番良いとは軽々に言えないのだが、僕はこの連中が気に入っている。
 もともとは松本隆が認めて自分のレーベルで録音させ、詩も書いたというトピックで聴いてみたのだが、なるほど魅力があると思った。

 ロックという音楽は、言葉悪く言えば「ガキの素人くさい音楽」である。言葉をよく言えば「若者のピュアな音楽」ってことになるのだが、それが昔から僕の好みにあわない。
 ところがこのキャプテンストライダムは、ギターバンドらしい一直線な部分と、どこか老成したような玄人じみた音作りが同居している。そのミスマッチが実におもしろい。

 特に詳しいわけではないので当て推量だが、その鍵を握っているのがメンバー以外でサポートにクレジットされている久保田光太郎という男ではないかと睨んでいる。
 前回のライブではサポートとして彼がギターで参加していた。メンバーより一世代上で実に達者なギターを聞かせてくれた。

 キャプスト(愛称だよ)を聴きに行くということは彼のギターを楽しむという意味もあったのだが、残念ながら今回のライブではサポートのギターは横山某という別な人だった。
 しかしライブの内容そのものは、ますます濃縮された充実感があった。

 「キミトベ」ではじまり、すぐさま「風船ガム」、「恋するフレミング」と彼らの現在のところの代表曲をオープニングにぶちかませボルテージが一気にあがる。出し惜しみしないこの構成が実に彼ららしい。

 最新アルバム「BAN BAN BAN」で僕が一等気に入ってる「アナグルマ」も良かったなぁ。僕は彼らのアルバムのなかでは「ブッコロリー」が好きなのだが、この曲にはその雰囲気がある。

 冒頭に書いた通り、彼らが今の日本のロックでどういうポジションにあるのか、僕はよく知らないのだが、当分は追っかけさせていただこう。
 たぶん僕は彼らのファンのなかではもっとも古い世代だ。ライブで足が痙攣しそうになったよ。

|

« 好盤 Ace Spectrum | Main | これも好盤 Ace Spectrum »

Comments

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference BANBANBAN キャプテンストライダム:

« 好盤 Ace Spectrum | Main | これも好盤 Ace Spectrum »