魅力を知りました Danny White
いまさらこんなことを書くと笑われそうだが、サザン・ソウルのなんたるかを思い知らされたような気になっている。
この人は多作で、いろいろなレーベルに7インチがある。これまでのレーベル・コンピに収録されたことはあったが、正直なところ聴き飛ばしていた。どんな感じの人だったかすぐに思い出せないくらい。
しかし、まとめて聴いて唸りました。遅すぎですよね。
Natural Soul Brother Danny White (KENT CDKEND269)※国内はP-Vineが配給
なんといっても"I'm Dedicating My Life"。これは完璧なサザン・ソウルだ。楽曲、歌いぶり、バックの女性コーラス、そしてサウンド。ここでこうすべきという約束事をすべて満たしている。サザン・ソウルかくあるべし。
解説で鈴木啓志さんはこれをスタックス録音としているが、言われてみればさもありなん。このギターはスティーブ・クロッパーか。
ただ、ダニー・ホワイトの歌はうまいとは思わない。よれているような感じもあるし、声量も桁はずれというほどでもない。誤解を恐れず言えば、ごまんといるソウル・シンガーの一人に過ぎない。しかし、その男をしてこれほどの傑作を残させたもの、それこそがサザン・ソウルの様式美であり、当時の充実ぶりだった。
同タイプでは"One Way Love Affair"も素晴らしい。
さらにこの人はニュー・オーリンズのシンガーだが、N.O.録音の"Kiss Tomorrow Goodbye"がまたまた極上。この時期のN.O.の音にしては随分とモダンで、サザン・ソウルの泣き節がたっぷりと入っている。
N.O.録音では、もちろんノベルティ・タイプのものも収録。
ファンキーに迫る"Natural Soul Brother"も含め、全曲傑作とは言わないまでも、相当に楽しめる内容。
ソウル・ファンの皆さん、ぜひ聴きましょう---って僕が遅れていただけか。
後から読む方に。
実は今日のこの書き込みは最初は以下の通りだった。
おまえの「ソウル一日一枚」はインチキじゃないか(笑)とよく指摘される。数だけは一日一枚にしているのだけれど、貯めて書くことがあり、きちんと毎日アップされていない。
これを反省して。
これから、朝テーマをアップし、夜帰宅後に文を書くことに勤める。もちろん仕事や遊びで100%は無理だけれど。
というわけで今日取り上げるのはダニー・ホワイト。仕事しながら文章考えて(笑)、夜に書きます。
ここまで読んで興味のある人は夜(か明日以降)また来てね。
おばちゃまとの約束よ。
以上を朝書いて、帰宅してみたら、いろいろな方から書き込みをいただいた。
ご心配をかけて申し訳ない。ただ、当分このブログはやめる気配がないのでご安心ください。
そもそも、これだけが怠惰な僕と音楽(ソウル)を結びつけている接点なのだ。自らの励み---と言えば聞こえはいいが、駄文である言い訳もかねている。
というわけで、呆れずご指導ください。よろしくお願いいたします。
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Comments
Sugarさんの看板である「ソウル一日一枚」、僕は大目に見てますから大丈夫ですよ。インチキだなんて、そんなひどいことは言いません。
僕も、「ソウル2日に一枚」ってカンジですかねー、更新のペースとしては。
ある程度、書きためてはいるんですが、書いてしまうと掲載したくなる性分なもので、未来日記になってしまってます。
でも、ブログもけっこう続けるのたいへんですよね。何度、挫折しそうになったことか。
Posted by: masato | May 22, 2007 06:04 PM
ブログ続けるの大変なの分かります。
だからできませんでした。凝り性なので資料探したりしてたら時間が足りない。その点mixiはまだ気楽でしょうか?
Posted by: kazzz3 | May 22, 2007 10:52 PM
ブログの更新でお悩みのみなさん、(笑)
ブログの一番の問題点は日付を中心に構成されてるところです。
小学校、中学校あたりで宿題で日記が出たら大変でしたよね。
Sugar Pie Guyさんはその点、律儀に更新してみえますね(感心、感心)
社会人になっても日記を書いてる人なんか尊敬に値します。
そこで......ブログよりお気楽なのはWikiでないかと思います。
ブログより、更新や変更がはるかに楽ですから。
中にはWikiで日記(ブログ)を書いてる方もみえます。
とくにレコード、CDのレビューをされるかたにはお勧めなんだがな〜
(詐欺師風に)
Posted by: adhista | May 22, 2007 11:22 PM
こんばんは、皆さん。
貴重なご意見ありがとうございました。皆さんへのコメントはまとめて本文の末に記しました。
ところでadhistaさん、wikiってそんなに楽なんですか?難しそうなイメージしかなかったんで意外です。
Posted by: Sugar Pie Guy | May 22, 2007 11:51 PM
wikiを使うにはよしきさんのところの様にサバーを立てるか、うちみたいに楽ちんコースの2種類。
soulbounce wiki
http://www.soulbounce.net/wiki/
楽ちんコース(笑)は2社あってうちはあのライブドアを選択しました。
http://wiki.livedoor.com/
wikiの場合、癖を覚えればブログよりお気楽だと思います。
うちの場合だとたとえばカテゴリーから「Artist-J」をクリックして「Johnny Adams」を選択する。記事の上に有る編集をクリックするとログイン画面が出る。ログインすれば記事を更新出来る。
新規ページを作成するには。記事の上に有る「新規ページ作成」をクリックすれば同様です。
こんな感じですから更新や変更はしやすいでしょ。
元々、更新や変更が前提のシステムですから、出来てるところからアップして後で追加するって感じの使い方が良いですね。
あと何人かで更新されているところも多い様です。うちの場合もmasatoさんによって更新されている記事も有ります。
一番の問題点は記事とコメントが別個に表示されることかな。
あと、癖を覚えるのを挫折される方が多いように思う。
Posted by: adhista | May 23, 2007 06:03 AM