お宝発掘 Quinton Claunch
神田祭りを観に行った帰りにお茶の水のDisc Unionの中古コーナーで発見。安く買えてしめしめ。
クイントン・クランチが版権を持つ(すべての制作を彼がしているかは不明)、ウィリー・ハイタワー、オリー・ナイチンゲール他の未発表音源。
そう言われただけで、凄いと身震いしてしまうのだが、待たれよしばし。時期は80年代、打ち込み(かな)も含めバックに70年代の濃厚なものがない。
ウィリー・ハイタワーの歌力は落ちていないのだが、全体に薄っぺらく響く。改めて、サザン・ソウルの醍醐味はバックとの濃密な絡みあいにあったことを納得させられる。
だが、ないものねだりを捨てて、虚心に聴けば、やはり彼の歌の真摯な魅力は別格。ミディアム・ナンバーには良いなぁと思わせる曲もいくつか。
オリー・ナイチンゲールは2曲だけだが、この人はどの時代も自分の世界にしてしまうパワーがある。亡くなる90年代に充実した活動を残しているだけに印象は「いつも通り」だが、考えてみると、この録音時期は彼の死亡説が流れた頃か。
ほかにJerry Lというシンガーが4曲入っているが、これが思わぬ収穫。ライナーにもあるがオーティス・クレイの80年代録音に近いものを感じる。
ほかに、おまけでJoe L.Thomasという人のブルースが一曲。
祭り帰りの収穫に一本締めってことで(訳がわからない?)。
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