2ndアルバム Archie Bell & The Drells
1枚が昨日のデビューアルバム"Tighten Up"、そしてもう一枚が今日ご紹介する2nd。
I Can't Stop Dancing Archie Bell & The Drells (Atlantic 8204)-1968-
既にこの2ndに収録の何曲かは彼らの出自のテキサスを離れフィラデルフィアで録音されている。
インパクトあるジャケットだが、あまり話題に上らないアルバムのような気がする。よく言えば68年に2枚、そして69年には傑作"There's Gonna Be A Showdown"のシングルを発表と調子の波に乗っている時期、悪く言えば粗製乱造という気配があるからかもしれない。
ただ収録曲には素晴らしいものもあり忘れがたいお皿だと思う。
まずアルバム冒頭の"I Can't Stop Dancing"、「タイトゥン・アップ」のリズムを使った<柳の下のドジョウ狙い>の佳曲。
さらに<柳の下のドジョウ狙い>では"Do the choo choo"がさらに素晴らしい。いっそ、こういう曲ばかりを延々とやっていたらJB並の風格が出たかも知れない。この曲が素晴らしいのはコーラスがきちんとフューチャーされていること。「タイトゥン・アップ」はそこが寂しかったから、これは楽しめる。
そして、フィリー録音の素晴らしいバラード"Love will rain on you"。これって、あの曲にそっくり、え~と思い出せない。思い出したら追記します。
でもまあ、とにかく良い曲なのよ。アーリー・フィリーの秀作の一つとして僕は大好き。
さらに聴きどころとしてオーティスの「ドック・オブ・ザ・ベイ」、メイジャー・ランスの「モンキー・タイム」のカバーがある。
最初に書いた通り忘れてしまうには惜しいアルバム。
そしてこの次に来るのが3枚めにして彼らの最高傑作アルバム"There's Gonna Be A Showdown"---ところがこいつは実家に置いてあって手元にない。というわけでアーチー・ベルズ&ドレルズの紹介はとりあえず今日で一区切り。
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