ツボですね Phillip Mitchell
ソング・ライターとしてこの人が書く曲は、独特の情感がありながらマンネリに堕することがない。さらに自ら歌うと、その声に凄みはないものの深く心にしのびこむ。
ソウル界のシンガー・ソング・ライター。サム・ディーズと並ぶ存在だろう。ジョニー・ブリストルも好きだが、この二人と比べると分が悪い。ああ、もちろんカーティスという別格はいるが。
ところがこのフィリップ・ミッチェルに対する世間一般の評価はあまりに低い。ソウル・ファンにじゃない。ソウル・ファンにとっては「絶対」の人だが、広く世間では認知度が高いとは言えない。
とりあえず彼のLPはすべて集め、シングルを目につく限り集めている。嬉しいのは僕でも買える程度の値段であること。
というわけで今日紹介するのはこいつ。
There’s Another In My Life / If We Get Caught,I Don’t Know You Phillip Mitchell (Event 223)-1975-
マッスル・ショールズ録音。ディープなサザン・ソウル特産の地だが、フィリップ・ミッチェルはむしろスウィート・ソウルにカテゴライズされるべき甘さを持っている。
A面は語りから入り、エレキ・シタールが響く甘茶曲。いま思いついたのだがマッスル・ショールズ録音でエレキ・シタールが響く曲ってほかにもあるんだろうか。
B面は、ファンク風味のあるダンサー。これもコクがあって悪くない。
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Comments
UK KENTから出ているThe Soul of Spring Vol.1に収録されていますね。このCDが出たのが1997年ですがまだ買えます。去年Vol.2が出たので再発したんでしょうね。
ドDeepじゃなくて適度に甘くて好きな歌手なんですが、非常に評価が低いのが残念です。
Posted by: kazzz3 | June 06, 2007 07:44 PM
Kazzz3さん、
しかも、B面の曲はKazzz3さんが、某大手SNSの中で紹介しているKENTの不倫ソング集CDに収録されていますね(w)
Posted by: Sugar Pie Guy | June 06, 2007 10:49 PM