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そこまでやるか!! Soulful Two Cities

Asoulfultaleoftwocities 参った!ここまでやられたら全面降参。凄いと唸るしかない。

 昨今流行のベテランによるソウル名曲カバーは、根が好きなだけにこっそり聴きはするものの、やはり食傷気味だった。

 そもそも安易なんだよな。

 ところが、その安易な発想も、ここまで徹底してやられたら、ひれ伏すしかない。いや凄い、ほんと凄い。

A Soulful Tale Of Two Cities Various (Soul Renaissance SRR06001)

 まずソウル・シティとしてデトロイト(=モータウン)とフィリーを挙げる。
 それぞれのシンガーに、相手側の名曲をカバーさせようという企画。CD2枚組で、片方が「フィリー勢によるデトロイト(モータウン)曲カバー」、もう一枚が「モータウン勢によるフィリー曲カバー」。

 そのラインナップが凄い。さっきから「凄い」とばかり書いているが、いやホント凄いのよ。

●Phiily Does "Motown"
Higher Ground / Jean Carne
Ain't Nothing Like The Real Thing / Bunny Sigler
Ain't That Peculiar / Philly Degrees
Dancin' In The Street / Kathy Sledge
Knocks Me Off My Feet / Russell Thompkins Jr.
Fire & Desire / Jean Carne And Bunny Sigler
The Girl's Alright With Me / Phil Hurtt
Just My Imagination / Ted Mills
Isn't She Lovely / Jimmy Ellis
Ooh Baby Baby / Bunny Sigler
My Cherie Amour / Major Harris
My Baby Loves Me / Barbara Mason
I Need You / Carl Helm, Phil Hurtt, Bunny Sigler
Just Ask The Lonely / William "Poogie" Hart
Gotta Give It Up / Bunny Sigler

●"Motown" Does Philly
Ain't No Stopping Us Now / Ali-Ollie Woodson
Betcha By Golly Wow / Freda Payne
Me & Mrs. Jones / Lamont Dozier
One Of A Kind Love Affair / The Velvelettes
Didn't I Blow Your Mind / The Velvelettes
Love Won't Let Me Wait / George Clinton
Love Train / Bobby Taylor
When Will I See You Again / Masters Of Funk, Soul And Blues
Close The Door / Lamont Dozier
For The Love Of Money / Ali-Ollie Woodson
Expressway To Your Heart / George Clinton
Sunshine / Bobby Taylor
Tsop / The Funk Brothers
Sadie / Bobby Taylor
When The World's At Peace / PhilaTroit Crew

 2006年(昨年)の制作だから、もちろん歌が頼りないのも混じっている。
 しかし充分歌える連中はいるし、「えっこの人まだ歌っていたの?」という面子あり、そしてバックのサウンドがかなりいい。
 一曲一曲のクレジットを読んで、また「凄い」の連呼。
 たとえばフィリー側だと、ヴィンス・モンタナがVibeでクレジットされていたり、ボビー・イーライがギターを弾いていたり。

 全部についてはとても書ききれないので、いくつかを選んでおこう。

 まずフィリー勢では、テッド・ミルズ。ここまで書いて思い出したが、いちおう今日の紹介は昨日のブルー・マジックの続きなのよ-笑-。
 久しぶりだが、この人のファルセットはちっとも艶を失っていない。そして歌う曲がいい。

 ほかにフィリー勢では、バーバラ・メイソン、バニー・シグラー、そしてもちろんウィリアム・ハートも歌ってます。(フィリー・ディグレーズって誰だ?)

 しかし、さらに「凄い(また出た)」のがモータウン勢。

 極めつけがアリ・オリー・ウッドソン。ああ、この声、この歌を聴くだけでこのCDは価値がある。彼の数ある客演のなかでもこの出来はかなり高水準だと思う。
 ああこの人はまだ歌っていると感動したのがボビー・テイラー。声は驚くほど出ている。特に"Sunshine"の採取部で、モータウン勢の主将として「モータウンがフィリーを歌うぜ」と叫ぶ。ここでも「凄い」を出しとこう。
 先頃来日(ジャズ系のサポート・シンガーとしてだが)したフレダ・ペイン、変わらぬ味わいのラモン・ドジャーときて、うわっと声が出るのが帝王ジョージ・クリントン様による"Love Won't Let Me Wait"。

 そして心憎いのが、ファンク・ブラザースによる「TSOPのテーマ」。

 どうだ、これで何も感じないわけにはいかないでしょ。
 これを聴いた夜は「凄い」「凄い」と何百回も唱えなければ眠れませんよ。
 

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Comments

これ良いですよね〜。よく聴いてます。
向こうのミュージシャンって自分たちの街に凄い愛着があるんですよね。Phillyの方がMotownの後追いだったんでしょうが、いいライバル意識があって素晴らしい。良い曲はやはり誰が歌ってもいいです。いい企画だと思いますね。大人の歌を十二分堪能できます。さすがアリオリと言うしかない熱唱!!!! Temptationreviewに参加してる話を小耳に挟んだんですが?

Posted by: kazzz3 | June 01, 2007 at 12:12 PM

iTunes Storeで1500円、30曲ですか....
買っちゃいそうな気もするな〜。

Posted by: adhista | June 01, 2007 at 10:34 PM

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