名盤です The Modultions
こういうときは有無を言わさぬ名盤を取り上げるのに限る。さんざん言い尽くされているので、特に僕が書くこともないしね。
It's Rough Out Here The Modulations (Buddah BDS-5638)
名盤です。必聴。
ほかに書くこともないので、例によって思い出話を。
今の値段は知らないが、90年頃、フィリーのグループ物が一番高かったときにはこのLPは1万円を越えていた。まだ「ブラック・ディスク・ガイド」が出る前のこと。その人気ゆえにブートのLPが出た。ジャケットもないという今では考えられない出来で、ほかにエボニーズ、フューチャーズがあった。
僕はその当時からケチというか、レコードにお金を使わない性分で、そんな高いお金を投じる気はさらさら起きない。そのブートを買って満足していた。
ある日、行きつけのレコード屋の親父が、この原盤LPをぽんとくれた。皿そのものの状態はいいが、ジャケットの状態が良くないので低い値段しかつけられない、だったらあげるよ、というわけ。
もちろんお店にとって良い客だったからのサービス。
いま考えれば、高いものは買わないかわりに量を買っていた。あの頃はソウル・マニアだったのだ。熱意もあった。
それに比べて今は---とてもマニアとは言えないなぁ。
単なるファン。夜、酒を飲むときに聴く音楽があればいいやという程度。いやはや。
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