祝再CD化 Oliver Cheatham
80年代屈指のソウル名盤として、ソウル・ファンのマスト・アイテムと言い切っていいだろう。
Saturday Night Oliver Cheatham (Vinyl Masterpiece PTG-34032)
※オリジナルLPはMCA
歌うオリバー・チータムは、70年代の甘茶グループGaslightのメンバーだった男。張りのあるタフな歌いぶりで何枚かのレコードがあるが、このアルバムの出来は群を抜いている。
この充実の大きな要素となっているのがアル・ハドソン以下One Wayが制作に絡んでいること。彼らが最も黒光していた時期で、これがもう実にかっこよく素晴らしい。
アルバムはミディアム・ファンク"Get Down Saturday Night"で幕を開ける。これがもう実にかっこよく素晴らしい。おっと、この形容はさっき使ったばっかりだな。
アルバムA面はずっとこの調子のダンス・サイド。
そしてB面はお約束のバラード・サイド。ファルセットを聴かせる"Do Me Right"の妖しいムードでスタートするが、白眉となるのが"Never Gonna Give You Up"。ジェリー・バトラーの有名なナンバーとは同名異曲だが、ワン・ウェイの最も良い部分が出た傑作メロウ。ギターのカッティングをバックに、オリバーの歌は熱い。
改めて聴き惚れてしまった。80年代ソウルもまた不滅なり。
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Comments
何年か前に出た、ルーサーの曲をカバーした盤でまだまだ現役感をアピールしてましたが、さすがにこの盤には及びません。
これを知ったのはジョセリン・ブラウンとのデュエットが話題になった頃だから発売されて少し経ってから。
Posted by: kazzz3 | July 04, 2007 08:57 PM
kazzz3さん、
ジョセリン・ブラウンとのデュエット皿もよく聴きました。
ルーサーの曲のカバー?思い出せないです。持っていないのかな(ドキリ)。
Posted by: Sugar Pie Guy | July 04, 2007 10:00 PM