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信用とは Ernie K-Doe

Erniekdoe_myloveforyou 昨夜はソウルのイベントに参加してきた。

 僕など足下にも及ばないコアなソウル・ファンの方と楽しいひとときを過ごしたが、語っているうちにこんな話になった。

 「黒人音楽ならなんでも好きってやつは信用できない」

 う~ん、そうかなぁ。僕はわりとなんでも好きなんだけれど。戦前のブルースからジャンプ/ジャイブ、現代noR&Bまで。ヒップホップには詳しくないけれど嫌いというより手が回らないだけだと思っている。

 ただレゲエは駄目だな。あれも黒人音楽に入れられると困る。

 もちろん好きの度合いの強弱はある。ゴスペル・カルテットは好きだけれど、クワイヤは聴いていてつまらない。1970年代以降のブルースは積極的に聴く気にならない---やっぱりなんでも好きというわけじゃないってことか。

 もっと範囲をせばめてソウルのなかだったらどうだろう。さすがにソウルだったらなんでも好きだ。ディープからスウィート、メロウまで。

 と考えているうちに、ニュー・オーリンズ物はあまり聴いていないということに気がついた。

 おそらく家で夜、スピリッツを飲みながら音楽を聴くことが多いせいだろう。N.O.はどちらかというと昼間ビールを飲みながらというイメージ。

 ただ嫌いじゃないんですよ。というわけで手近なものを一枚。

My Love For You / Shirley’s Tuff Ernie K-Doe (Ember 1075)

 アニー・K・ドゥは、「いじわるママさん」(Mother In Law)で知られるノベルティ・タッチのシンガー。

 せっかくなので今日も音貼りをしよう。例によってReal Audio必須、一ヶ月でサーバから落とすので聴きたい方はお早めに。

Shirley’s Tuff / Ernie K-Doe

 盤質が悪いのだが、それがまた味。こうやって聴いてみると、やっぱりN.O.悪くない。リー・ドーシー、プロフェッサー・ロングヘア---久しぶりに聞き返してみたくなった。音源は実家なので次に帰省したときに持って帰ろう。

 ここで言うN.O.はプレソウル、アーリーソウルの時代。ソウルまっただ中であればアーマ・トーマスも出てくるし悪かろうはずはない。
 そして今日ネタにしたアニー・K・ドゥも「ノベルティ・タイプ」と括るのはあまりにかわいそう。「いじわるママさん」のヒットでそういうイメージがあるだけ。

 というわけで別にそんな彼の素晴らしくディープなソウルを音貼りしておこう。

You Got To Love Me / Ernie K-Doe

 繰り返すが一ヶ月でサーバから落とすので聴きたい方はおはやめに。

 結局、僕はソウル・ファンとして信用できる部類なのか、そうでないのか---ご想像におまかせします。たぶんあっていますから。

 

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Comments

「黒人音楽ならなんでも好きってやつは信用できない」
あくまでも商業音楽だから………。僕みたいにTimeLineを追ってHitした曲が他に及ぼした影響とかそこから探るのが楽しい人間に取っては特定のカテゴリーの中だけだと情報が足りなくなる。基本好きなのは70〜80年代が中心になるけど、最近の比較的新しいモノも好き。娘とHipHopの元ネタ探しで盛り上がったりとか。演奏者側から見たSTAFFのようなFusionも好きだなぁ。Rock、Softrock、SSW、AORもどうしても広くかじりすぎで散漫かな?? でもレゲエはだめだ。

Posted by: kazzz3 | July 29, 2007 at 10:58 PM

masatoくんの所にも同じようなこと書いたわ
http://blog.livedoor.jp/piedpiperhouse/archives/51013316.html#comments

Posted by: kazzz3 | July 29, 2007 at 11:20 PM

N.O.好きです。
Fats Domino, Smiley Lewis, Archibald, Dave Bartholomew などもお忘れなく!
LP時代にはN.O,のリイシューブームみたいなのが波状的にあったりして結構買いましたよ。特に凄かったのはフランスのPathéが出していたImperialのリイシュー、これは当時狂喜乱舞した覚えがあります。Specialtyのリイシューの時も結構出てましたね。
N.O.の良さは明るくて楽天的なサウンドのなかに一抹の哀愁みたいなものがにじみ出るある種の緊張感にあると思うのですが、そういう意味ではノベルティな作品こそ味わうべきではありませんか?
Fats Domino やLee Dorseyはその典型だと思いますよ。

とはいえErnie K-Doeの激ディープ・ソウルにはやられましたが,,,

黒人音楽にモダン・ジャズやジャズ・ヴォーカルも含めてよ!
レゲエも好きです。アフリカン・ポップスも好きです。ルンバ、サルサ、サンバも好きです。
本当いうとクラシックやC&Wも好きなので誰からも信用されない、、、
ま、積極的に嫌いな音楽もありますが。

Posted by: frisco | July 29, 2007 at 11:36 PM

僕も黒人音楽なら大体なんでも好きです、とは言っても聴いていないものがあまりにも多いのですが 汗 そして同じくレゲエはダメです。。。 後輩に一度黒い音が好きならレゲエを聴かないわけにはいかないでしょうと言われたんですがいまいち魅力を感じません、黒いとも思いませんし。

あ、あと最近のメインストリームHip Hopも(個人的にはHip Hopとも呼べないと思っています)嫌いです、あまりにも商業的で文化的側面がなさすぎるし、歌詞が低俗すぎるので。Hip Hopやソウルに対する考え方も僕みたくHip Hopから聴き始めた人とずっとソウルなどの黒人音楽を聴いてきた人とでは全く異なるので非常に興味深いです。

Posted by: Airegin | July 30, 2007 at 12:24 AM

皆さんご意見ありがとうございました。

「ジャンルに貴賤はない、ただそのなかに善し悪しがあるのみ」ということは承知しております。
レゲエもきっと良いのがあるんだろうな。ボブ・マーリーやジミー・クリフは昔聴いていて嫌いじゃなかったしね。

Posted by: Sugar Pie Guy | August 02, 2007 at 11:16 AM

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