たまにはソウル以外も
といってもガチガチのブルースじゃない。ゴスペル、R&Bからソウルまでを含んだ大変に幅広く楽しい内容。こいつをブルース・ファンだけに聴かせていたんじゃもったいない。
Raid On Cedar Street Various (P-Vine PCD-5678/9)
邦題が「ナッシュヴィル・ブルース・トレジャーズ~和田昇秘宝館」。
テネシー州ナッシュビルのSur-Speed音源(Bullet、Delta、Chane)から56曲が2枚組CDになっている。
すべてが素晴らしいとは褒めすぎだけれど、ここにある黒人音楽の多様性は本当に楽しめる。
このCDがソウル・ファンにアピールするのは、Jブラックフットを名乗ることになるジョン・コルバート(もちろんソウル・チルドレンのリード)の初期録音3曲が含まれていること。ただし、まだまだ若く未熟で確かに言われてみれば(?)彼の歌だが強くアピールするものではない。
ソウルしか聴かないという方のためにサンプラーをかねて音貼りをしてみよう。例によってReal Audio必須、一ヶ月程でサーバから落とすのでお早めに。
My Baby's A Lush / Dusty Brooks
↑これはジャイブと呼んでいいだろう。ウェスト・コーストの香りがする録音でナッシュビルという感じが僕にはしない。ライナーによるとミシシッピ出身のブルースマンとのこと。
Evening Soul / Shy Guy Douglas
↑トム・シャイ・ガイ・ダグラスはこのレーベルを代表するブルースマンで、このCDにも13曲収録されているが、このインスト曲は実にいかしている。中盤からのオルガンがいい感じ。「イブニング・ソウル」とタイトルにソウルを冠しているが、彼には他に「ミッドナイト・ソウル」というインストもある(二曲並べると安易なタイトル付だと思うが)
このネタは明日も続ける。
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