夏休み読書感想文3 R&B Standards
熱いソウルの時代も過ぎて、熟成した現代R&Bを聴けというシーズンなのかな。
R&B Standrds (TOKYO FM出版) 1575円
副題が"R&B Discs From 90s"となっていて90年代以降のR&Bの流れと代表的なアーティスト/録音を紹介してくれる。
80年代のソウルの残り火~エレクトリック・ファンクだったり、ブラコンだったりが、メジャーシーンにおいてはヒップホップに直撃され、さらにニュージャック・スウィングという洗礼を受け、一気に突き進んでいく。
その動きの早さに翻弄され、僕はパズルのピースのようには聴いていたが、全体像が掴めないところがあった。まあ年齢的についていくのがキツかったということが大きいけれど(笑)。
ディスク紹介部分では1頁に4枚、見開きで8枚のペースで取り上げられているが、どこを開いても壊滅ということはなく、1/3から半分は持っている----なんとか話についていけますねぇ。
R&Bという音楽の完成度があまりに高くなり、抜けたところ、ハズしたところがないというのが90年代以降の特徴(無茶苦茶ダサいジャケットとか少ないよね~)。
みんなファッショナブルだし、変てこな顔つきの黒人が減った。こうしたビジュアル部分で引いてしまってはいけないんだけれど。
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