この音はちょっと Sisters Of Soul
ここでは脇目をふらず、二組の女性グループだけを取り上げている。
Sisters Of Soul: The Sweeter Voices Of Soul (Latin Soul SSLS-4000)
その二組はラブライツとFuzz(フーズと読むのかな?)。Fuzzについては前身のThe Passionettesの音源も収録している。
ラブライツはシカゴの女性三人組。僕は大好き。いや皆さん大好きですよね。女性グループはちょっと---というグループ・ファンはけっこう多いのだが、そういう人たちでもラブライツは例外、これは経験的な統計で裏付けられている。
さっそく聴いてみて驚いた。音が違うというか、妙に高音がもちあがっているのだ。ギターのカッティングなど鋭角的でかっこいい---と思いながら、聴き進むうちに待てよと思えてきた。
肝心の歌がとげとげしいのだ。
さっそく知人でラブライツが好きだとおっしゃる大阪のTさんにメールで照会してみた。Tさんも同意見でリードのパティ・ハミルトンの柔なかな味が消えてしまっているという見解だった。
Soulful Thangシリーズはおそらくブートだと睨んでいるが、アナログ起こしにありがちなスクラッチ・ノイズがない。コンピュータで補正しているのだと思う。今回のものはそれをやりすぎたというか裏目に出ているようだ。
それでもラブライツが全19曲聴けるのはやはり嬉しい。(Fuzzは8曲)
もし彼女たちを聴いたことがないというのなら大推薦しておく。
ただし"Got To Be There"、"You'Ve Lost That Lovin' Feelin"、"The Way That You Treat Me Baby"は未収録なので注意。
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Comments
Lovelitesいいですよね以前P-VineからCD化されたものが14曲収録ですから、もっと聴けるわけですね。。「This Love is Real」とか「My Baby Loves Me」あたりが好きです。
Posted by: P5 | August 19, 2007 07:59 AM
あれ?Fuzzについての記述がないよ?。次回かな?。
Posted by: masato | August 19, 2007 10:05 AM
Soulful Thangシリーズは音質悪くてちょっと買うのを躊躇ってます。
好きな音源出してくれるんだけど、NumeroとかUKのsoulscapeレベルだったらまだしも……。South Side Soul SurveyにOh What A Dayが入ってたけどそんなに音質悪くないよ。
Posted by: kazzz3 | August 19, 2007 12:31 PM
わたしも、先日仕事で外出したら外出先のつい鼻先にTワーがあったのでつい手を出してしまいました。内容については甘酸っぱくて力強いという相反する魅力を撒き散らすLovelitesですから言うまでもありませんが、音質のほうは自分のP-vine盤(中古)が異様に音が悪かったので今回のCDはまったく気になりませんでした。
一緒に買ったSister Funk2も噂通りの強力盤でしたよ。
Posted by: frisco | August 19, 2007 09:29 PM
音質は好みもありますね。
アナログ起こしのままのほうが良いと思う方と、スクラッチやヒスノイズはデジタル処理で消したほうが聴きやすいという方と。
あとFuzzはそもそもあまり知らないで何も書けませんでした(汗)。
Posted by: Sugar Pie Guy | August 23, 2007 04:40 PM