女王 Etta James
こういう持ち上げ方は紋切りで、実際には大小様々な国が割拠し、カーラ・トーマスがクイーンをやっているところもあるわけだが。
エッタ・ジェームスが華々しい充実ぶりを見せたのはArgo/Cadet。
そもそもArgoはChessのジャズ用のレーベルとして誕生した。しかし同名のレーベルが他に存在していることがわかりCadetに変名。やがてジャズに関係なくソウルを出すようになった。
そのCadetを代表するのはデルズということになる。
さて今日の一枚はこれ。
I'd Rather Go Blind / Tell Mama Etta James (Cadet 5578)
傑作バラードに傑作ジャンプ。黄金の両サイド。"I'd Rather Go Blind"はFujiがオリジナル(P-VineのコンピLPで僕は聴いている)だが、クラレンス・カーター、スペンサー・ウィギンスとこのエッタ・ジェームスと黄金御三家のカバーがものすごい。
ところでエッタ・ジェームスの出身地は北部ではなくLA。Ace/Modern/Kent録音からスタートしている。以前にも書いたことがあるが1984年のロス・オリンピックの開会式で熱唱した姿を覚えている。
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