21世紀の「ブラコン」秀作 Norwood
まったくノーウッドさんには失礼ながら、あれから何年のインディ作品。特にジャケットのしょぼさは異常なほどだしCD-Rでの配給と、ネガティブなイメージで聴き始めてしまったというわけだが、丁寧に作られた楽曲と彼の逞しい歌声に感心してしまった。
Just Norwood Norwood Young (Yungie)-2007-
"Jesus Is Love"という曲ではじまるが全編ゴスペル・アルバムということではないようだ。
僕が好印象を持ったのは全体がブラコン路線で統一されていること。彼が活躍したのは厳密にはブラコンの時代よりやや下っているが、「歌えるシンガー」の一人としてソウル・ファンを沸かせたあの頃の音という意味。
彼の歌いぶりにはこういうスタイルが似合っている。変に21世紀の音にすがり着かないところがいい。
彼の歌が好きな方、あのころの歌えるシンガー路線が好きな方には間違いなくお奨めできるお皿。
残念なのは、冒頭にも書いた通り、あまりにチープなパッケージ。これで随分損をしていると思う。
ところで。
この記事を書くために、Norwoodを検索してびっくり。もう一つのNorwoodとは「森の家」ってことだった(笑)
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