Twistedで来たか Boxx
よしきさんのご指導を得て、さっそくゲットしてきました、Boxxの2005年の2ndアルバム。
1stほどカバーは多くないが、それでも何曲か。オリジナルも良いんだけれど、まずは聴き知ったメロディをどうトークボックスで鳴らせてくれるかに耳がいってしまう。
Outta Da Boxx Boxx (Chuckupcd 019)
※CD番号は日本盤、オリジナルはHigh Rollers Entertainmentから
マクファデン&ホワイトヘッドの"Ain't No Stopping Me Now"を、メロウなビートでやっている。ビッグ・ダディ・ケンをはじめ、これまでのどのカバーもダンサーの骨格を持っていたから、これは意外。でも正直、あまりに身体に入ったメロだから、やっぱりダンサーがいいかな(笑)。
そしてヤラれたのが、キース・スウェットの"Twisted"。
今にして思えばこの曲こそ僕にとっての90年代の代表曲。ニュー・ジャックスではじまった90年代、その旗手だったキースが、このメロウネスにたどりついた97年。ほぼ同じくテディ・ライリーはアナザー・レベルの2ndを放つ---。当時、僕はアフロ・アメリカンによるR&Bの10年ぶりのピークを声高に宣言していたが(若気の至り-汗-)、それもこの曲をはじめ幾多の名曲が集中したから。もちろんイクスケイプもね(笑)。
というわけで、その永遠の名曲のカバー。とてもオリジナルの完成度には達していないけれど、いいんです。好きなんだから。
このBoxxの2ndの話題の一つが、Zappファミリーのテリー・トラウトマンの参加。
それではっきりわかるんだけれど、トークボックスの切れ味、深さが違う。テリーの存在は圧倒的。
トークボックスは妙ちくりんな楽器などではなく、歌のひとつの表現ということを再認識させられた。
やはりロジャーは偉大だった。彼と彼が率いたZappの深さを改めて思い知る---そのためにも、現代のチカーノ・トークボクサーは必聴だね。
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Comments
チカーノは有象無象が入り乱れてて手がかりがないので、まずはコンピ盤であたりをつけてから、オリジナルを買う方法が一番いいと思います。
チカーノ系ではもっとも有名なTHUMPレコードあたりのものが品質イイですね。
Posted by: よしき | October 26, 2007 07:07 AM