レコード大人買い Wilson Pickett
かねて、みみっちい買い方しかしない自分を戒め「今日は100枚買うぞ」と意気込んでの出陣だったが、精算時に数えてみると260枚だった。
LP36枚、シングル盤が224枚。
ただしこの話にはタネがある。
新宿のEという店のバーゲンで、先週までは「1999円以下のレコードがすべて200円、2000円以上のレコードは1000円引き」だった。
これが今週から「1999円以下のレコードはすべて100円、2000円以上は変わらず1000円引き」になったのだ。
我ながらみみっちいのは200円のときはぐっと我慢して、100円の今日出陣したこと。
2000円以上のお皿には見向きもしない。どんどん100円皿を積み上げていった次第。我慢しきれず数枚2000円以上のも選んだけれど、というわけで金額はトータルしても3万円くらい。
さらに、ここはソウルの専門店でもなんでもない。買ったなかでソウル皿は1/5くらい。
加えて日本盤が殆ど。
となると自慢できるようなものは殆どなく、ソウル専門店ではそもそも値段のつかないものが大半。
冷静に考えると、そんなにお得ではないのかもしれない。
ただし、こういうのは冷静に考えちゃつまらない。夢を大切にしなくっちゃ。
というわけで今日買ったものから一枚。
Deborah / Down By The Sea Wilson Pickett (Atlantic DAT-1049)-1968-
※日本盤は「日本グラモフォン株式会社」より
「サン・レモ音楽祭第4位」という惹句が楽しい。この音楽祭はシンガーを競うのではなく曲を競う。参加曲を二組のアーティストが歌って選んでいくもの。この「デボラ」というカンツォーネを歌ったのはピケットのほかに本国イタリアの歌手ファウスト・レアリという人だった---というような説明が裏に書いてあるが、イタリアをイタリーと表記しているところに時代を感じる。
ただこの「デボラ」という曲、やっぱりピケットには合っていない。B面のほうが格段に好きだ。というわけで今日もそのB面を音貼り。
Down By The Sea / Wilson Pickett
例によって聴くためにはReal Audio必須。音源はサーバから一ヶ月で落とすので聴きたい方はお早めに。
当たり前だがピケットは凄いシンガーだよな。
といった感じで260枚も楽しめる。夢があるバーゲンでした。
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