充実したブラコン Dennis Edwards
殆どの人は本家テンプスの皿だったが、なにせ偽物テンプスだから、それはまずいんではないのかと思案して持って行ったのがデニス・エドワーズのソロ作。
Coolin' Out Dennis Edwards (Gordy 6148GL)-1985-
アリ・オリがテンプスのリードをしていた時代。ちょうど"Lady Soul"を含む"To Be Continued"がリリースされた時期の作品。
一曲めが、いきなりオーティス・レディングの"Try A Little Tenderness"というのに驚くが、この曲を含めすべてが当時のブラコンの音。
そのなかでデニスの声は艶があり包容力があり、なかなかに素晴らしい。
一部、今日聴くと辛いサウンドのものもあるけれど、タイトル曲"Coolin' Out"のクワイエット・ストームは最高。
また"Why Do People Fall In Love"はテルマ・ヒューストンとのデュエット。そう言えば70年代のデニス在籍時のテンプス初来日のときの前座がテルマ・ヒューストンじゃなかったっけ。
昨日のコンサートの最中、僕がこのLPを差し出すとデニスは手にとって観客のみなにこのジャケットを見せてくれた。デニス本人にお触りいただいたというだけで、僕のなかの貴重盤です(笑)
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