なぬ3曲多い? Tommy Tate
どんな出来なんだろう。もしかしてルーサー・イングラムへの提供曲のデモ、いやジェイムス・カーへの---とはやる気持ちを抑えながらジャケットを眺める。
I'm So Satisfied Tommy Tate (KENT CDKEND 789)
トミー・テイトはKo Koで6枚のシングルを出している。リリース時期が71、2年と76、77年と二つに分かれているが、両者ではレコード番号の体系が変わったこともあり心機一転だったのか、あるいはもともと最初の録音時のものを出しただけなのか。
とにかくここでの既発が10曲、そして1996年、P-VineがCDを作ったときに未発表曲が7つ見つかり、合計17曲。この未発表がまた素晴らしかった。
というわけで更なる3曲はどんなだろうと期待した次第。
しかし、実はその3曲はトミー・テイト名義のものではなかった。彼がオリー・ナイチンゲール脱退後のナイチンゲールスに参加したときのStax録音。
なんだという気になったが、まずそのうちの一曲は未発表テイクだし、それを含めて3曲ともさすがに凄い。より一層粘りを増したバックでトミーが吠える-----というより、どれもトミーのソロにしか聞こえないんですけれど。
というわけでソロ名義については、既発のものばかり。しかし、そんな些末なことにこだわっていても、しょーもない。
豪放にして繊細なトミーの歌にただ唸るのみ。
こんな素晴らしいCDを出してくれるなんて、KENTは偉い。英国人にしておくのはもったいないよ。
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