哀悼 Luther Ingram

　トミー・テイトに続いてはルーサー・イングラムを取り上げる。

　ルーサーは先頃亡くなった。本当は追悼の特集をしようと考えていたのだが、なかなか手つかず。

Pity For The Lonely: The Ko Ko Singles - Vol 1　Luther Ingram　(KENT CDKEND 279)

　その最中、英KENTがやってくれた。
　ルーサーのKo Koでのシングルのコンプリート集。高らかに「第一集」というのだから続編も確約済み。来年以降も生きる楽しみが増えた。

　それにしてもルーサー・イングラムは素晴らしいシンガーだ。度を超えて歌いあげるところがないので地味なのかもしれないが、ぎゅっと締まったソウルがある。

　これほどのシンガーなのに、Ko Koの後はProfileでの録音があるだけ（だよね？）。つくづくもったいない。

　も"If Loving You Is Wrong] I Don't Want To Be Right"という大ヒットを持ってはいるものの、その実力からすれば不遇のシンガーと呼んでもいいのかもしれない。