O.V.Box開封はしばし待て Tony Borders
そんなことを悩みながら、ソウル大リイシューの年となった2007年、こいつを取り上げるのを忘れていた。
Cheaters Never Win Tony Borders (Soulscape CRCD3075)
Soulscapeからは、まずドン・バーナーが出て、そしてビル・ブランドンと、このトニー・ボーダーズと来た。いっぽうKentでは先に取り上げたトミー・テイト他を出している。21世紀のソウル・リイシューは恐ろしいことになってきた。だいたいソウル・ファンというのは僕の周囲ではさして増えていないように思えるのだが、こういう事実をつきつけられると若い世代に流行しているのかも。
そのうち野球選手や格闘技の入場のテーマにビル・ブランドンの"Streets Got My Lady"が流れるような時代が来るかもしれない。絶対ないと思うけれど。
というわけでトニー・ボーダーズだ。
クインビィ/サウス・キャンプの名唱に、Revue盤、そして未発表をつめこんだ18曲。
サザン・ソウルの一つの頂点、マッスル・ショールズが生み出した奇跡がこの円盤に封じ込まれている。
さらにジャケット写真。トニーさん、こんなお顔だったんですね。はじめて拝見しました。
やはり、こんな凄いリイシュー年の締めくくりとしてO.V.Box買おうかな----。
ところで一昨日、とある忘年会の二次会で、新宿のおかまバーに行った。おかまバーというのは昔バブルの頃、接待で連れていってもらったことが一度あるが、自腹で訪れるのははじめて。
非常に楽しく、また社会勉強にもなったが、そのお勘定が12000円。おお、ちょうどO.V.Boxの値段だ(涙)。
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