南の女二人 Sandra & Bette
スワンプ・ドッグ制作のサザン・ディーバといえば、ドリス・デューク、アーマ・トーマスがまず上がるが、それを久しぶりにCDリイシュー。返す刀で、このサンドラ・フィリップスとベティ・ウィリアムスのカップリング。
Swamp Dogg's Southern Soul Girls Sandra Phillips, Bette Williams (KENT CDKEND 288)
サンドラ・フィリップスは昔、P-VineでLPが出ていた(筈、実家のレコード棚にあると思うのだが)。しかしベティ・ウィリアムス嬢はこれが初リイシューではないかと思う。彼女はアルバムがなくシングル3枚分と未発表3曲、合計9曲が収録されている。
まずは聴いていただきたい。サザン・ソウル好きなら、レディ・ソウルに偏見がなければ、必ずや胸を直撃する歌の連続。
すべてが素晴らしく響くのだが、聴きどころの一つをあげておこう。
ドリス・デュークの名唱"To The Other Woman"、もちろんこのタイトルからピンと来るように、シャーリー・ブラウンの向こうを張った不倫ソング。これをまずサンドラ・フィリップスが競作している。さらに、これのアンサー・ソングとなる"Another Man Took My Husband's Place"をベティ・ウィリアムスが歌う。
今年は、膨大なリイシューCDが出て、聴くだけでも大変だが、例のO.V.ライトBOXの開封は来年に延ばして、先にこっちを聴いて年をお越えになるとよろしいぞと申し上げる。
The comments to this entry are closed.
Comments