黒汁大賞2007
毎年1月から2月にかけて、前年度のベストが各誌で発表される。「BMR」、「ブルース&ソウル・マガジン」、「レコードコレクターズ」、場合によっては「ミュージック・マガジン」だって立ち読みする。さらにネットの勇者たちのトピックも出そろう。
それで聞き逃しているものを急いで取り寄せる。
そういう他力本願というかカタログ的なアプローチでいいのか、という思いはある。昔はそうじゃなかった。自分の足と耳と財布で、まさに自らの分のなかで聴いていた。
だが歳を取ると楽な生き方に堕してしまう。
あの頃と今、同じなのは「限られた財布」だけだ。
さて、ソウル・ファンならみんなが知っている「ディスク・ユニオン」。少なくとも関東圏で、この店に一年に一度も足を踏み入れないというのはソウル・ファンじゃないか、あるいは逆にソウル仙人の域に達している方だと思う。
そのディスク・ユニオンのソウル・ブルース館が定期的に発行しているのが「黒汁通信」。キャッチ・コピーは「For Soul Lovers Only」----じゃなくて「黒く清らかな生活習慣と健康をお届けする」。
この黒汁通信からも増刊号として「黒汁大賞2007」が出た。同店の各担当の個人選出が掲載されたもの。
・「ソウル・リイシューCD 60's~70's部門」4名
・「ソウル・リイシューCD 80's~アーバン部門」4名
・「ソウル・リイシューCD コンピレーション部門」4名
・「コンテンポラリーR&B部門」4名
・「ソウル・アナログ部門」4名
・「ソウルDVD部門」2名
・「ファンク部門」2名
・「ブルース部門」1名
・「ゴスペル部門」1名
もちろん対象は同店で仕入れ買うことができる(できた)皿には限られている。この弊があるのは「コンテンポラリーR&B部門」でメジャー作品が対象から漏れている。しかし、それは書店に並ぶ各誌で確かめられるので、こちらも望むところ。
ざっと見たところ、さすがにリイシューに関してはだいたいは手元にある。
でもWoods Empire、Leroy Burgessなんて持っていないなぁ。
というわけで、ソウル・ファンであれば興味津々の内容。
ディスク・ユニオンに行ける人は行き、遠方の人はこれを入手するために通販で一枚くらい買ってみてはいかがだろう。
なお緊急番外として、この選出が終わってから飛び込んだリイシューCDが巻末に特集されている。
もちろん「O.V.ライト」Boxです。
The comments to this entry are closed.
Comments
こんにちわ!!! yukimiです。憶えていてくれていますか?
今回は少し話が違いますけどご報告まで
昨日東京KENTO'Sのマネージャーから電話あって 今年のThe Stylisticsのライブが決まったと・・・
今回は2店舗のみで銀座店とたぶん?新宿店?だと思います。 日程は銀座店ですけど、4月20日・21日・22日の3日間です。 あたしも大阪からまた行きます。
逢えればいいのでしょうけど・・・
Posted by: yukimi | January 21, 2008 06:49 PM
yukimiさん
もちろん覚えていますよ。Eban大好きなんですよね。
タイミングがあえば是非ご一緒しましょう。
ほかのソウル・ファンにも声をかけてみます。
会場での目印はお互い大きなギターを背負って来るってことにしましょう(嘘)
Posted by: Sugar Pie Guy | January 22, 2008 12:29 AM