春風亭柳朝 Ernie Isley
彼がギターを弾くのはもちろん、歌も歌うしその他の楽器もこなす。
High Wire Ernie Isley (Elektra WPCP-3197)-1990-
ここにアイズレー・ブラザースを期待するのは間違っている。
その間違いを自覚しないままに聴くと、メロウで隠微な歌もなければ、どこまでも黒いファンクネスもない。
それじゃあ駄目だと短絡することは音楽を聴く楽しみを限定していることになると思う。
歌は下手です。
しかし、だからこそ----たとえば"Love Situation"は、90年代のシンガー・ソング・ライター作品として楽しむことができる。
まるで春風のように爽やか。さらに流暢な彼のギター----春風亭柳朝(く、苦しい。お粗末!)
最近のR.ケリー制作のアイズレー・ブラザース録音ではアーニーのギターがさっぱり活躍しないので、カタルシスが残ったままだという声があるが、この点についてはR.ケリーは音楽の好みが狭いと言えるだろう。
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