Malaco新旧の新 Floyd Taylor
前作が2005年で、これで3枚目。J.T.の娘よりは歌がうまい(彼女は一度父親のアルバムに参加したことがあり、その下手さで僕の度肝を抜いた-笑-)。
You Still Got It Floyd Taylor (Malaco MCD7531)-2007-
全般のサウンドは悪くない。いっときのマラコ特有のスリルの全くない音ではなく、適度にコンテンポラリーでありながら一定の緊張感はある。激しく興奮というところまではいかないが。
フロイドの歌もうまくはないが味がある。この味は血統なのかも。
通して聴くとなにか心が温まる。良いアルバムだと思う。
話題はジョージ・ジャクソン作の"No One Should Be Lonely"。さすがに曲良し、ただそれが前に出すぎて、ついもう少し音が歌に絡んでくれたらと欲が出る。60~70年代のサザン・ソウルの音はやはり究極だったと思わずにはいられない。
謎なのが、元パブリック・アナウンスメントのアール・パウエル作の”If You Catch Me Sleeping”。ディスク・ユニオンの黒汁通信12月号によると、スタン・モズレーの新作の収録曲と同じトラックとのことだが、それが見つけれない。2007年のスタン・モズレー作"Steppin Out"を聴き直したのだが---。Amazonでチェックしたら、すでに今年(2008年)の新作らしきものが売られていた。しかし曲名を見る限り違っているし。
どなたかご存じの方、お教えください。
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