N.O.スウィート Phillip Manuel
スウィート・マナーがたっぷりで、その筋がお好きなかたにはまずまずお奨めできる。
PM Phillip Manuel (II Fire)-2007-
N.O.という土地からアーロン・ネヴィル系というような評を読んだが、あんなに特徴的ではないし、ファルセットだけではなく地声も使う。おっとアーロンはファルセットじゃなく、あれが地声なんだけれど。
"I Don't Know How To Say Goodbye"、"Sleep On It"といった曲を、アルコールの入ったソウル・バーのカウンターでミラーボールに照らされながら聴いたら、「おっ、これ誰?」「いいなぁ」と舞い上がってしまうと思う。
ただ、ミディアムからアップになると、歌力の弱さが出てしまう。
所詮、夜の蝶、白粉を落とせばただの薄幸な女----という寸法かな。
しかし、先にあげたような曲での甘さとムードはやはり捨てがたい。両方をはかりにかければ、やはり買いが先に立つCDだと思う。
ミディアムが全部駄目というわけじゃなく"Had To Have You"は、なかなか聴かせるしね。
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