« 南部料理 Southern Cookin' | Main | Malaco新旧の旧 Soul Chant »

たまには定番を Soul Generation

Soulgeneration この「ソウル一日一枚」をはじめて、ちょっと困っているのはソウルの定番皿の取り上げ方。

 そもそもコレクターじゃないから、特に珍しいものをネタにしているわけじゃないのだが、それでも改めて大名盤を取り上げるタイミングをなかなかつかめない。

 今日は、えいやと勇気を出して、スウィート・ソウルの教科書。これを知らなきゃ少なくとも甘茶ソウル・ファンとは言えないというやつ。
 手元にあるのはボーナス・トラックを含むP-VineのリイシューCD。

Beyond Body And Soul Soul Generation (P-Vine PCD-2321)-1972-
※CD番号 原盤はEbony Sound

 このCDが出たのが1991年、その前にアナログでもリイシューしていたと思う。

 リードのクリフ・パーキンスは個性的なファルセット・シンガーで、ファルセット御三家の一人とも言われた。他の二人はウィリアム・ハートと、テリー・ハフだったかな。

 ただし妖艶という感じではなく、どこかに清涼感がある声。といってモントクレアーズのフィル・ペリーまでじゃなくて、ソウル感はたっぷり。

 さらに、ポール・カイザーによるアレンジは、同じニュー・ジャージーでもジョージ・カーほど濃厚じゃない。

 疲れた胃に優しい杏仁豆腐みたいな感じ。(ちなみに僕は杏仁豆腐が大好き)

 このアルバムから一曲選べと言われたら僕は"Million Dollars"を選ぶ。
 だが"Ray Of Hope"や"Sailing"といったミディアムも素晴らしい。このあたりが胃に優しいんだ。

 もちろん"Body & Soul"で、しっとり涙にくれてもいい。

 明日から野暮用で数日更新が滞るかもしれない。その間に押し入れの12インチ箱からクリフ・パーキンスのソロ、Tomorrow's Editionのカバー皿などを探しておく予定。

|

« 南部料理 Southern Cookin' | Main | Malaco新旧の旧 Soul Chant »

Comments

“Ray Of Hope”ってRascalsの名曲だよね。

Posted by: masato | January 10, 2008 10:57 AM

masatoさん。
そうです、そうです。
山下達郎がオールナイトニッポンのDJ最後に、ラスカルズのこれをかけたのは伝説ですよね。

※ちなみに僕の住む愛知県では当時オールナイトニッポンは第一部しか放送されず聴くことができませんでした(涙)

Posted by: Sugar Pie Guy | January 10, 2008 02:11 PM

ラスカルズのBOXって今廃盤でしょ?
10年前とかの方がレコード会社も力入ってな。
紙ジャケでお茶濁さないで欲しいね。

Posted by: kazzz | January 10, 2008 07:48 PM

kazzzさん、僕もラスカルズBox買いましたよ。
イタリア語の"Groovin'"につられて(笑)
ただBoxは容量も取るし、やっぱり廃盤になるのはしかたがないかなとも思います。

Posted by: Sugar Pie Guy | January 10, 2008 07:55 PM

>ソウルの定番皿の取り上げ方

ウチの場合は曜日ごとに決めてあるから簡単。
月曜日は12インチ。
水曜日はレンタルもの。
土曜日はCD。
日曜日はスペシャル。
後はシングル盤みたいな。
基本的に難しい事は考えない。
だってMP3に変換(iTuneに取り込む)するのが目的なんだもの(笑)

Posted by: adhista | January 14, 2008 09:56 AM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference たまには定番を Soul Generation:

« 南部料理 Southern Cookin' | Main | Malaco新旧の旧 Soul Chant »