エロジャケで行こう Blowfly

　エロジャケといえば東の横綱ブロウフライ（もちろん西の横綱はルディ・レイ・モア）。

　一昨日のレココレ誌「ソウル/ファンクBest100」のコメント（funkybozeさん）に触発されて書く気になった。この場を借りてfunkybozeさんにお礼を申し上げたい。首のお怪我は良くなりましたか？

　そのコメントでも書いた通り、僕はエロジャケを集めている。ただし値段が高いものは買わない。
　エロジャケを集めている人はけっこういるようだ。しかし、しょせんは限られた人数だからジャケがエロなだけではリイシューの対象にならない。
　というわけで高いものが多くて。

　funkybozeさんお奨めのブロウフライの"Zodiac Party"も5000円くらいの値段が相場で未入手。今日はその前作に当たるのかな、一見ジャケットがそっくりな構図のこいつを紹介する。

Zodiac Blowfly　Blowfly　(Wired World 2023)-1978-

　こちらは星座にあわせ○○○の体位12パターンだが、残念なことに女がブルマパンツを履いている。"Zodiac Party"のほうはモロに写っているんだよな～。

　このブロウフライ、実は南部の才人クラレンス・リードの仮の姿だというのはよく知られている。
　いやジキル博士とハイド氏のように既にどちらが本性かはわからない。

　世の中には、どうしてそんなことをするのかわからない人がいる。人だかりの多いところで「悔い改めなさい」とスピーカーで大きな音を出す人がいるように、クラレンス・リードは下ネタを言っていないと気がすまないのだろう。

　レコードの半分はエロなしゃべくりで、ところどころしか理解できないが、お下品なこと極まりない。
　ところがもう半分はかっこいいファンク。さらに歌もけっこういける。

　このレコードでも奇しくも昨日取り上げたルーサー・イングラムの"If Lovin You is Wrong～"を良い声で歌う。ところが途中でベロベロと○○○を舐めまくる音を発する。ルーサーも草場の陰で泣いていることだろう。

　クラレンス・リードといえばベティ・ライトの"Clean Up Woman"の作者だが、その自作もネタにして歌っている。もうどうしようもない親父という感じ。

　こんなエロ親父が自分の家族だったら嫌だが、友人の家族だったらいいなぁ。

　せっかくなので一曲貼っておく。例によって聴くためにはReal Player必須。一ヶ月でサーバから落とすのでお早めに。

Pisces / Blowfly

　テンプス「マイ・ガール」を、マイ・ビッチと歌っている。情けない。

★おまけでブロウフライのアルバム画像数種（このうちDiscoは持っていない、欲しい！）、クリックすると大きく表示されます。