シカゴAOR秀作 Nightwind
夜風というグループ名も爽やか。しかもそれがウィンディシティ=シカゴ発というのだから洒落ている。
Nightwind Featuring Angela Charles And Wind Song same ()-1988-
80年代末というのはソウル・ミュージックには微妙な時期だが、その当時のシンセ中心のブラコン・サウンドではなく、フュージョン寄りの演奏が下敷きになっているのが良い効果を出している。その分、綺麗に流れるという傾向はあるが。
なんといってもミニー・リパートンの"Lovinn You"のカバーが秀逸。テンポを少し落とし丁寧に歌う。この歌はどうしてもオクターブをかけ上がる部分が耳に残るが、その部分のヴォーカルパートの音が抑えめになっているのが僕としては好むところ。その分、しっかりとした歌が味わえる。
このほかもアーバンでメロウな曲が続く。ソウル・ファンにははっきりと好みがわかれるサウンドだが、好きな方にはお奨めできる内容だ。
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