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歌の巧さとは 美空ひばり

Hibarijazz ソウル・ファンのための美空ひばりの最初の一枚にはこのCDがいいだろう。

 英米のポップス/ジャズのスタンダード曲のカバーだけを集めたもの。

魅惑のワルツ 美空ひばり (Columbia COCA-70364)

 とにかく彼女はべらぼうに歌が巧い。これもソウル・ファン向けに言えば、ダイナ・ワシントン級。

 強いていえば、あまりに巧すぎて、どこで引っ張るかどこで緩めるか予想がついてしまう歌唱ということはある。ただ、それも聴く楽しみと言えないことはない。

 さて、彼女の伝説の一つに「英語はわからなかったが、数度聞いただけで完璧な発音で歌うことができた」というのがある。
 真偽はさておき、英語曲を聴いていただこう。(Real Player必須、一ヶ月でサーバから落とす)

慕情 / 美空ひばり

 これを聴くと、あながち伝説とも思えない。

 ところでもう一つ伝説がある。短期間ながら結婚をしていた小林旭に歌の指導をされ、ひばりはかなり落ち込んだというもの。
 これは身の程知らずの小林旭という笑い話になることが多いが、旭ファンには逆で、美空ひばりも一目置くほど旭の歌は凄いという意味になる。

 ひばりがダイナ・ワシントンなら、旭の次元はJB級ですからね。
 

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Comments

ん〜、唄が巧いのは前から認めてるんですが.....
それよりもジャケットデザインが素晴らしい。!!

Posted by: adhista | March 05, 2008 at 08:06 PM

ユーチューブで美空ひばりが「ある曲」を歌っている。ほれぼれするほど上手い。29.5歳の彼女はキリリとした着物姿でマイクの前に立ち、「演歌」という言葉が流行り出してから一般的になった「ジェスチャー」などというものは用いず、また、彼女のその曲の「晩年」の歌唱でよく見られた「涙」を落とすこともなく、両手を帯の下の端に行儀よく重ね、その曲の本来のミディアム・テンポで切々と歌う。

この29.5歳の美空ひばりの2分49秒のビデオはわたしにとっては、江戸時代からの音楽の流れの最後の一花であった歌謡曲の歌唱の最高の魅力を記録したもので、わたしはこのビデオをもう200-300回見たと思う。

美空ひばりの同曲の歌唱でも、1コーラス60秒で、古賀政男のギターがまともに弾けていないまま録音された初出のレコードや、そのあと、それほど経たぬ時期に再録音されたと思われる70秒/1コーラスのセリフ入りのレコードでも、歌は丁寧に、気をつけて歌われているものの、「魅力」が全くない。

また、40歳くらい以降に「演歌」っぽく、90秒くらいに引っ張って歌っているビデオは感情過多でとても見ても聞いていられない。

まして、彼女の「真っ赤にもーえたー」などは、西洋と江戸の変な混合で、わたしは、気持悪くって聞いていられない。

<ここで、やっと、美空ひばりのソウルについてになるが>まして、まして、彼女の、そして、彼女に限らず、日本人の英語の歌など、聞いていられない、と言って、悪ければ、聞く必要がない。現地の人の歌を聞いた方が気持ち悪い発音もなく、歌い方もふさわしく、わたしには、日本人の英語の歌を聞く必要が全くない。

Posted by: すゞき | November 08, 2008 at 10:54 AM

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