あまいきもち Optimistics
中途にレアさが足りないせいか話題になることが少ないが、甘茶ソウルファンにはたまらない内容。
The Optimistics same (P-Vine PLP-6530)
※リイシュー盤、オリジナルはTurbo TU-7001
実力としては平均的なB級グループだと思うが、なんというかフットワークが軽い。べたっともたれかかってこない。こういう小粋さを引き出したのはプロデュースのジョージ・カーの力だろう。
この軽さはアルバムのボリュームにも出ていて、たったの7曲。25分ほどで終わってしまう。無理につまらない曲を差し込まない分、印象が良くなる。
そして軽さの最たるものがジャケット。
「録音も終わったし、ジャケットのデザインを考えなきゃ---メンバーの写真が簡単でいいよな。
ホワッツノウツも近くの公園で撮影したし、こいつらもその辺りで---。
う~ん、面倒だから今から裏庭に連れて行って撮っちゃうか。」
というノリだと思う。
メンバーが木に登っているのだが、夜間なのに照明が足りない。高校生が修学旅行の夜に撮ったような写真。
この軽さが僕は大好き。せっかくなので音貼りしておく。聴くためにはReal Audio必須、一ヶ月でサーバから消えるのでそのつもりで。
このギターの音、少し声を張り上げると割れてしまう録音。
これぞ、ジョージ・カー。これぞニュー・ジャージー録音。
ボルチモアの忘れがたい木登り連中だ。
後注:本日の表題「あまいきもち」は、P-VineからリイシューLPが出たときの邦題(1991年)
The comments to this entry are closed.
Comments
持ってるけど、あんまり聴き込んでないんだよね、じつは
。
Posted by: masato | May 01, 2008 09:16 AM
masatoさん
グレートなソウルではまったくないけれど、こういう連中もいるからソウルの層は厚い。
お気軽にお楽しみください。
Posted by: Sugar Pie Guy | May 04, 2008 10:24 AM