21世紀の傑作 Manhattans
サックスにジェフ・アルブライト、オルガンに晩年のビリー・プレストンらが参加した、つまりなかなかに力の入ったアルバム。
Even Now The Manhattans (Love Lee BL-8339)-2003-
一曲めの"Love Me Right"は重厚なアカペラがイントロとエンディングにはいった、つまりR,G&Bの"Special Lady"タイプの曲。このムードと出来は素晴らしい。
佳曲揃いだが、ジェラルドのサム・クック唱法が光るミディアム"Lover's Lullaby"、ブルーの語りでイッてしまう"Even Now"、スケールの大きな"Turn Out The Stars"など並のグループでは出し得ない。やはりマンハッタンズはソウル史上屈指のコーラス・グループ。
そしてこのアルバムの内容はその実力を遺憾なく発揮した佳作、いや僕にとっては傑作と評しておく。
問題は、すべてが新作"Men Cry Too"にそのまま収録されていること。こちらのアルバムは11曲、新作はこれに2曲(+2リミックス)を加えて15曲。単純に新作を買ったほうがいい。
だが、僕にとってはこちらもお宝。実はこのアルバム、ブルーが僕にプレゼントしてくれたんだよね。(ちょいと自慢)
The comments to this entry are closed.
Comments