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追悼 赤塚不二夫

Osomatsuさまざまなところと形で追悼されている赤塚不二夫。

僕は小学校を出るころから漫画をまったく読まなくなり、さらにテレビも観なくなった。
従って、漫画とかアニメで知っているもの、郷愁を覚えるものは昭和のほんの限られた時代のものしかない。
赤塚不二夫の死で、またひとつ僕のなかの昭和は遠くなった。

赤塚については、傑作と断言できる書「赤塚不二夫のことを書いたのだ!」(武居 俊樹)がある。
これについては以前、別なブログで取り上げたことがあるが、必読。強くお奨めする。

先にテレビを観ないと記したが、一度だけ強烈な思い出がある。

大学の夏、僕は友人宅で徹夜で麻雀をやっていた。
いくつかの半荘が終わり、休憩中に誰かがテレビをつけた。チャリティ番組「24時間テレビ 愛は地球を救う」の第一回が放送されているからだと言う。

そこにあらわれたのは、パンツ一枚で縄でぐるぐる巻きにされ横たわった赤塚不二夫に、これまたパンツ一枚のタモリが赤い蝋燭の溶けた蝋をふりかけるSMショーだった。

「こりゃすごいチャリティ番組だな」と感心して、僕は次の半荘に戻った。

いまから25年ほど前、まだその頃はテレビに窒息死寸前ながら自由があった。

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