もう一枚 矢野顕子
オリジナルも含むが思わぬ曲のカバーが魅力の一つのアルバム。
Super Folk Song 矢野顕子 (Epic/Sony 1294)-1992-
まずは"How Can I Be Sure"。ラスカルズの崇高な名曲。この曲は僕の知る限り彼女のライブにゲスト出演した山下達郎とのデュエットが先にある。
もともとのラスカルズにも通じることだし、達郎を招いて録音してほしかった。
達郎といえばこのアルバムでは「スプリンクラー」を取り上げている。
達郎のこの曲はもともとはシングル・オンリーの曲で、アルバム「ポケット・ミュージック」(1986)でコンピュータに移行する前の、バンド演奏の最後の録音。
深いエコーのかかった重厚なWall Of Soundsで、山下達郎の一つの頂点を示した曲。
これを取り上げるのは、なかなかの卓見だと思う。
ほかに大貫妙子、佐野元春などのカバーを含む、楽しいアルバム。
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Comments
このアルバムは・・・、聴いたのはかなり遅かったなあ。
この時期教授と別居したのに伴ってプロデュースを外れて後回しでいいやと思ってました。
92年というとソウルが面白くてそっちに首ったけだった時期だなあ。
Posted by: よしき | August 06, 2008 12:21 AM