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青春の残滓~外伝 矢野顕子

Aigatarinaiネタに困ったのでソウルを離れて邦楽をとりあげて逃げる(笑)

矢野顕子なんだが、いやぁネットって本当に便利ですね。

実は僕は矢野顕子の活動について大して知らなくて、レコード/CDの類も殆ど持っていない。

しかし、ものすごく気になる曲があったのだ。
それは僕が高校生の頃の夏、NHKの銀河テレビ小説で昼に連続放映されていた物語の主題歌。

彼女らしい不思議な雰囲気の曲で、強烈に印象に残っていた。
しかし、曲名がわからない。

10年以上前、大ファンだという女性から矢野顕子のアルバムのCDを何枚も借りてチェックしたのだが入っていなかった。

ふと先日思いついてネットで検索してみた。
「矢野顕子」&「NHK銀河テレビ小説」

わかりました。"Hello There"という曲で、もともとはシングル7インチのB面でアルバム未収録。
現在は、そういうnot on LPを集めた次のコンピレーションCDで聴くことができる。

愛がたりない 矢野顕子 (Midi 1286)-1995-

さっそくネットでオーダー。届いたCDを聴くときは、ちょっとドキドキしてしまった。17歳の自分に体面するような気持ち。
ああ、これこれ、間違いなくこの曲です。

以下は僕の記憶のメモとして書いておく。

NHK銀河テレビ小説というのは、朝に放映されている時計代わりに使っている家庭も多いという連続テレビドラマの昼版。

僕が観ていた、矢野顕子のこの"Hello There"が主題歌に使われたのは「夏草の輝き」というタイトルで1977年の8月に放映された。

内容は小さな地方都市の高校の野球部の話。
本来、甲子園に行けるだけの力のない野球部なのだが、上位校の不祥事による出場辞退やなんやらで、急遽夏の甲子園大会に出場することになってしまう。

大騒ぎになる街。
高校野球に熱い思いをもつ監督を森山周一郎(この人は本当に野球をやっていたことで有名)が演じ、野球部の顧問でありながら、教育を超えて甲子園出場に舞い上がる周囲に疑問を持つ主人公の教師を林隆三が演じる。

甲子園に行くには多額のお金が必要になるとか、先の不祥事とか、放映期間が本当の夏の甲子園大会とシンクロしているのに、NHKの番組なのに「そこまで言っていいの?」と思うほど際どい批判を盛り込んだ物語だった。

といってもシリアスではなくコメディタッチで、矢野顕子の不思議な主題歌がミスマッチの魅力を出していた。
最後はもちろん実力通り、一回戦で記録的大敗してしまう、という筋書きだったと記憶している。

調べてみると脚本は山田太一、さすがだなと感心。

矢野顕子にはもちろんいくつかの熱心なファンサイトがあって、なかにはこんな記述もあった。
HSH Photo

懐かしいドラマ。もう一度観てみたいものだ。

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Comments

ここで取り上げていただいたおかげで10数年ぶりに聴くことになりました(笑)。

NHK銀河テレビ小説って夜にやってるやつでしたっけ。
なにを見てたか思い出せません。
七瀬ふたたびは違うしなあ。

Posted by: よしき | August 06, 2008 at 12:18 AM

よしきさん

昼です。
「たけし君、ハイ」(ビートたけしの少年時代を描いたもの)なんかが話題になりました。

とりあげた「夏草の輝き」は、夏の甲子園の実況の間に放映されたので、(その内容の過激さに)びっくりでした。

Posted by: Sugar Pie Guy | August 07, 2008 at 11:44 PM

私も高校2年でそのドラマ見てました。筋書きやセリフが生き生きして新鮮な印象で、当時ほとんどTVドラマに興味がなかった私が夢中で見ていると、横から母が山田太一だよ、この人の作品は面白いでしょ、と教えてくれたことを思い出します。矢野顕子のテーマソングの斬新さもそれを増幅していたようです。いま、そのドラマのシナリオを読みたいと強く願っているのですが、どーも無理のようで残念です。
でも、こうして同じ時代のあのドラマについて語る人がいたことを知り、うれしく思いコメントさせていただきました。

Posted by: まろすけ | August 31, 2008 at 02:07 PM

まろすけさん、はじめまして。

昔は良かったと言うのは野暮で、今も良質なプログラムが放映されているのかもしれませんが、僕にとってテレビがおもしろかったのは随分と前のことです。

NHKに映像は残っているんですかね~。DVD化されたら買ってもいいです(笑)

Posted by: Sugar Pie Guy | September 02, 2008 at 12:49 AM

「銀河テレビ小説」は、ニュースセンター9時が終わったあとの夜9時40分から20分の枠が本放送で、昼の時間帯にやっていたのは前日夜の再放送だったと思います。
「夏草の輝き」は当時小学生だった私にとってもとても面白く印象深く、もう一度見たくて当時購読していた小学生新聞のテレビ関係の質問箱のコーナーに「夏草の輝きの再放送はやらないでしょうか?」という内容のハガキを送ったことを覚えています。山田太一さん作だったのですか。面白いのも納得です(「獅子の時代」の大ファンでもあります)

Posted by: くら | November 14, 2009 at 08:48 PM

くらさん

夜が本放送だったんですね。
思い違いをしていました。

ごめん>よしき

Posted by: Sugar Pie Guy | November 14, 2009 at 09:24 PM

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