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1985年 The O'Jays

Ojays_lovefever こんなアルバムもあったね、というオージェイズのLP。

 80年代に入るとオージェイズもその勢いを減速せざるを得なかった。
 いや彼らだけでなくフィリー・インターナショナルもマンハッタンの傘下に入るという事態を迎えていた。その頃の一枚。

Love Fever The O'Jays (Philly Int.MPS-81742)-1985-

 このトピックを書くためにUSブラック・ディスク・ガイドをさぐってみたのだが、なんとこのアルバムの記載がない。偉大なるオージェイズは三つの時代で登場するが、そのいずれにもこいつは書かれていない。

 この次のアルバム"Let Me Touch You"が、オージェイズ中興の祖と言われる(誰も言っていないか?)名盤であるがゆえに、その輝きに隠れてしまっているのだろう。

 それはあまりに過小評価すぎる、と勢いこんで聴き直してみたのだが、残念ながらやはりぱっとしませんでした(笑)。
 歌は素晴らしい、当たり前だけれど一級品。曲も悪くはない。いかんせんサウンドが中途半端なのだ。80年代の一番当たり障りのない、つまりは高揚に欠ける音。

 だが、いっぽうで陽のあたらないこのアルバムを擁護したい気分になっている。歌はいいんですから。

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