« 感涙 Soul Children | Main | 夢で逢えたら シリア・ポール »

1969年 The Soul Children

Soulchildren_same あまりの新作の素晴らしさに改めて彼らを聴いてみたいという気になっている。

 なんてことを言いながら、これまでおざなりな聴きかたしてこなったことに気づき、まずいなぁと頭を掻いている。

 Staxに4枚、Epicに3枚と、けっこうな数のLPを残しながら、その全てがパーフェクトに近い。駄曲は少なく、傑作と呼べる曲は多い。
 しかし、いっぽうで展開が見えてしまっているところがある。
 それは「スタイルを持っている」ということなのだが、とにかくたくさんのソウルを浴びたい若い盛りに彼らに出会った故に、表面をなぞってわかった気になっていた。猛反省。

Soul Children The Soul Children (Stax 2018)-1969-

 彼らのファーストだが、まずはA面のバラード攻勢に圧倒される。再結成新譜でカバーされた"I'll Understand"、ジョン・コルバートの歌い出しに胸がしめつけられる。
 さらに凄いのが続く"Move Over"。僕にとってはこのアルバムのハイライト。ジョンを中心に女性陣があるときは歌い、あるときはバックで完璧なサポートをこなす。サザン・ソウルにおけるコーラス・グループの完成形。

 このスタイルを60年代に完成させていたことに驚く。
 高揚したところでジョンがファルセットでシャウトするところは70年代ソウルのモダンを感じさせる。

 いやあソウル・チルドレンは素晴らしい。

 よし今年の秋はソウル・チルドレンを聴きまくるぞ~。

|

« 感涙 Soul Children | Main | 夢で逢えたら シリア・ポール »

Comments

あ、僕もベスト盤の「Chronicles」なんてとりだして聴いちゃいましたよ。

Posted by: Masato | November 19, 2008 09:54 AM

The comments to this entry are closed.

TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference 1969年 The Soul Children:

« 感涙 Soul Children | Main | 夢で逢えたら シリア・ポール »