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東芝ヤングシックス

Toshiba_young6_2 ソウルのブログから遠く離れたところに来てしまったが今回で打ち止め。

 企業PRソング、あるいはCMソングというのは15年ほど前からCDによる復刻が進んでいる。しかし大半はTVでオンエアされたCMが対象で、レコードとして配られたものの復刻は進んでいない。リイシューしたところで認知度が低いため売れないということなのだろうが、そういう人のゆかぬ山の裏道ほど美しい花が咲いているもの。

 幸いにしてその類のレコードは非常に安い。50円から100円がせいぜい。

 もちろん、大半は一度聴いたらどうでもいいような内容のものなのだが、たまに驚くほどのブツに出会うことがある。
 今日紹介するものは真の傑作だと思っている。先日、ソウルファンが集まるイベントに持って行ったところ予想以上に受けた。

東芝ヤングシックスの歌 various (東芝ER-1120)

 「ヤングシックスの歌」「ヤングセブンの歌」の2曲がMCを挟んで収録されている。

 ヤングシックス/セブンというのは東芝のラジオ。当時のラジオは今から考えると非常に高価で、高機能で洒落たラジオを持つのは若者の憧れだった。価格も高いからCMソングを機種ごとに作ってもペイしたのだ。

 東芝が提供していたラジオプログラムのパーソナリティだった前田武彦がMCをつとめ、それぞれの曲を紹介していく。さっそくイントロのMCと続く「ヤングシックスの歌」を聴いていただこう。

Introduction / 前田武彦

ヤングシックスの歌 / unknown young female singer

 ※一ヶ月ほどでサーバから音源を落とすので聴きたい方はお早めに

 「ヤングシックスの歌」はカリプソ仕立てで、メロディ、歌詞、そして歌唱と三拍子揃った傑作。

 作詞作曲はあの浜口庫之助

 ハマクラさんについては昨年「浜口庫之助CM大全」が出た。「レコードコレクターズ」誌の2008リイシューベスト10にも選ばれた必携盤だが、45曲を収めたそのCDにもこの曲は収録されていない。

 レコード集めは手間暇かけるとこういう収穫にありつけるという好例。

 残念なことに歌っている女性シンガーは不明。続く前田武彦のMCによると9歳(!)の女の子とのことで、それが解明のヒントになるとは思う。

 「ヤングセブンの歌」はジェリー藤尾が歌うロッカバラードで、それも素晴らしい。

 気になるのは発表年だが、「ヤングシックス」は「オリンピック・ワッペン付」と記載されていること。東京オリンピックならば1964年だが、この音の作りや雰囲気から僕は68年のメキシコ・オリンピックなのではないかと睨んでいる。

 当時の最新ラジオ、ヤングシックスとヤングセブンは次のような機種だった。画像をクリックして拡大し鑑賞いただきたい。

Young6
Young7

 

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Comments

毎度。この曲は先月の秋葉原で聴かせてもらいましたが、相当いけてますね。この様な文化的遺産を聴けるのもあの会ならではかと存じます。これからも名盤、珍盤をご紹介下さい。

Posted by: LOVE JONES 黒棒 | February 20, 2009 at 01:02 PM

ヤングシックス」は

>この音の作りや雰囲気から僕は68年のメキシコ・オリンピックなのではないかと睨んでいる。

64年ですよ。

Posted by: KAJIWARA | May 24, 2009 at 02:25 PM

KAJIWARAさん

情報、ありがとうございます。勉強になりました。

Posted by: Sugar Pie Guy | May 28, 2009 at 03:53 PM

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