珍なるもの 橋幸夫
以前からネットオークションにいつも何枚か出ていたのだが、買おうかどうしようか迷っていた。特に理由もなく、聴いてみるかという気持ちになった次第。
股旅'78 / さすらいびとの数え唄 橋幸夫 (日本ビクター SV-6415)-1978-
日本の歌謡界というのはいつも洋楽の影響を受けている。70年代末期のディスコブームももちろん歌謡界に作用した。
しかしその影響の結果が、ベテラン歌手の橋幸夫がパンタロン(裾がフレアしたパンツ)を履いて股旅物を歌うという企画になってしまうところが歌謡界の底知れぬ力。
作詞は阿久悠、作曲は井上忠夫、と錚々たる布陣。
当時僕は高校生で、このままの格好で歌う橋幸夫をテレビで観たのは覚えている。強烈なスタイルだから覚えているのは当たり前なのだが、肝心の曲はまったく記憶にない。
それで前から気になっていたという次第。
楽しみに聴いてみたのだが、曲名とその衣装ほどの型破り感はない。もっと突き抜ければ、おもしろかったと思う。もともと橋は「ゼッケンNo.1スタートだ」のようなミスマッチのシンガーだっただけに残念。
youtubeで検索してみたが橋がこの「股旅'78」を歌う映像は発見できなかった。
かわりに、このイカした映像があった。
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Comments
よく見せてもらってます。。
「股旅'78 」ついに入手されたのですね。
けだし珍盤ですが、含みのある曲だと思っています。
自分は「ヘイ ユー ブルース」をまだ買えていません。
Posted by: tapara | March 08, 2009 10:58 PM