私事 One Way "Lady"
本日のラジオ番組、山下達郎の「サンデー・ソングブック」で、One Wayの"Lady You Are"がかかった。
これが僕にとっては感慨深い選曲だったというお話。
既に何度も書いているが、1975年山下達郎が在籍していたSugar Babeの出したLP「Songs」に夢中になった。そしてその後の山下達郎のソロ活動と、彼が主宰するラジオプログラムの選曲で僕はソウルに傾倒していく。
ラジオ番組を録音し、知らないミュージシャンをチェックする。当初は従順な生徒だった。
そんな汚れを知らない(嘘、穢れだらけ)の学生だった僕が、当時名古屋の覚王山にあった「K&K」レコードの新譜コーナーで見つけて買ってきたのがOne Wayのこのアルバム。
Lady One Way (RCA)-1984-
確か前作の"Shine On Me"は日本盤で買っていたはずで、この"Lady"は輸入盤で買い求めた。
さっそく家で聴いて、まっさきに心惹かれたのがメロウなミディアム・バラード"Lady You Are"。
そして、その直後の山下達郎のラジオ番組で、彼がこれを「素晴らしい曲です」と熱をこめて紹介してオンエアしたのだ。
感動しましたね。出来の悪い弟子が、ようやく師匠の足下に近づいたという思い。
この時期から僕は独自にソウルを聴き進んでいくことになり、それを象徴する思い出でもある。
1984年、マービン・ゲイが死んだ年、LAでオリンピックが開催されオープニング・セレモニーでエタ・ジェイムスが歌った年。
今日、山下達郎がこの曲をかけたのは、このアルバム"Lady"がようやくCDになったからとのこと。原盤が出てから早や四半世紀。アル・ハドソンは今何をやっているのだろう。
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