Chris Brown "Try A Little Tenderness"
どんな映画なのか未見なのだが、タイトルが"This Christmas"。
実は今日も先の「レコード・コレクターズ」誌の名曲ベスト100の続き。
第39位のオーティス・レディング"Try A Little Tenderness"。
抑えた歌い出しから、段々と熱を帯びていくところ、そして終盤のガッタガッタまで、オーティスの歌はこれぞオリジナリティという世界を作り上げている。
きめ細かく光輝くのとは違う、荒々しい造形ながらこれ以上は望み得ない完璧さを持ったこの曲のカバーで、これは良いというのものは少ないように思う。
ところが近年のシンガーで、これはなかなかだと僕が思っているやつがある。
クリス・ブラウンのカバーがそれ。
ただし彼のオリジナル・アルバムには未収録。今日ご紹介したOST"This Christmas"に収録されている。
youtubeのものを貼り付けておくので、聴いたことのない方はまず実聴ください。
どうです。なかなかじゃないですか。
変に曲をいじらず、無理にオーティスのようにがなることもなく、丁寧に歌っている。
それが、彼のこの曲とオーティスに対するリスペクトのように感じられて僕は気に入っている。
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