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七夕の夜 ソウルバー「Quinvy」

7_7 今日はレコード/CDの紹介ではなく名古屋であったイベントのご報告。

 7月7日、名古屋今池にあるソウルバー「Quinvy」で、ソウル・ファンの集いがあった。

 そもそもは、この日にアリ・オリー・ウッドソンの名古屋公演が予定されていた。
 なぜか名古屋で、大阪公演の予定がなく、京浜地区の熱心なソウル・ファン何人かから「見に行きます」というご連絡を受けていた。

 しかし6月になって、本人の体調不良でアリの公演そのものが中止になってしまった。
 彼は昨年のテンプスレビュー名義での来日も病気でキャンセルしており、健康面で不安を抱かせる。現在9月にリベンジの来日が予定されているようだ(名古屋はないらしい)。

 という次第で、アリのライブを観た後、名古屋のソウルバーで二次会をやりましょうという企画も流れたかに思えたのだが、既にスケジュールを空けておいたという方から「この機会にぜひ名古屋へ」というお言葉を頂戴した。

 いや、むしろアリなら悩むところだが、大騒ぎなら参加しますという声もあったようだ。

 注釈しておくと、アリの素晴らしさはソウル・ファンの誰しもが認めるところだが、ライブにはあまり興味がない人がいる。かくいう僕自身がそうで、作品として残されたお皿で鑑賞するほうが好み。ライブは観る側も体力がいり心構えが必要になってくる。少なくとも僕は、知人のソウル・ファンの皆さんが一緒だからという理由でライブに行く気力が生まれてくる。

 というわけで7月7日、七夕の夜に天の川ならぬ関ヶ原を越えての京浜vs東海のソウル・ファンの集いが開催された。
 場所は今池のソウルバー「Quinvy」。

 日本にソウル・バーは数あれど、その店の名でQuinvy以上のマニアックな店はないだろう。アラバマ州に存在したシングル盤だけをリリースした極小レーベルの名称を店名にしているのだから。ちなみにこの名はレーベル・オーナーの名前(クイン・アイビー)から取られている。

 バー「Quinvy」はその名に恥じぬ店。
 愛知県では既に老舗。オープン以来18年、場所は移転したものの本質をなにひとつ変えず営業を続けている。
 元日本料理の板前だったオーナーのうまい料理に舌鼓を打ちながらナイス・ミュージックを聴く。
 店名とはまったく逆でその営業にはマニアックなところはまったくなく、実際通常のお客さんの殆どが、おいしい料理と気分の良いBGMを楽しんでいる普通の方だ。

 幹事をつとめていただいたのは拙ブログに何度も適切なコメント(ご指導)を頂いているMasatoさん。Masatoさんは現在お仕事の関係で名古屋に在住されている。
 いっぽう、生まれも育ちも名古屋(ただし今住んでいるのは愛知県岡崎市だが)の僕はなにもできず、わぁわぁと騒いでいるだけだった。

 当初「Quinvyを貸し切りにした」と聞いた時は訝った。いくらなんでも大阪/京都からは3人くらい、地元勢も少なく大きめの1テーブルくらいで足りると想像していた。

 ところが、蓋を開けてみると、来るわ来るわ、いや、いらっしゃるわいらっしゃるわ、満員満席になってしまった。

 会場ではたくさんの写真を撮ったのだが、プライバシーもあり、なんとなく大丈夫だろうと思ったものだけをアップしておく。困るという方はご連絡ください。(画像はクリックすると拡大します)

 肝心のDJ。
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 世もふけるとフロアは踊り場に。
 口に出すのも恥ずかしい「アラフォー」じゃないよ。メインは50歳代。半世紀振り続けてきた腰使いに瞑目せよ。

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 残念だったのは、一時的にキャパを超えてしまい、マスターがてんてこ舞い。本当は手をかけたうまい料理をお召し上がりいただきたかったのだが、酒主体になってしまったこと。いや悪いのは一同で、酒ばっかりなんだもの。
 本当はこんなにバラエティ豊かなメニューがあるよと。

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 大変楽しい一夜だった。
 現在、東京ではソウル・バー&DJ招集がバブルだが、いかんせん地方では機会が少ない。今後、東海地区は京浜地区と共同戦線を形成し一点突破全面展開を目指していきたい、と勝手に思っている。

※今日のトップ画像は、これまたネットでのソウル有名人の某氏が作ったこの夜のための絵。7月7日をセブンティセブンにかけている。うまい!

※僕のもうひとつのブログに関連記事(写真)をアップしました。興味のある方はこちらもご覧ください。
 

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Comments

Sugar "トラボルタ" Guyさん、おつかれさまでした。

>会場ではたくさんの写真を撮ったのだが、プライバシーもあり、なんとなく大丈夫だろうと思ったものだけをアップしておく。

ご友人(?)のお姉様も私と同時に仰け反ったダンサーズの危ない写真はやはり無理でしたか。(笑)

>箱根の山を越えて

まぁこれは関ヶ原ってことでしょう。

Posted by: adhista | July 11, 2009 12:28 PM

adhistaさん

楽しい集いでしたね。

ご指摘の「箱根の山」、おおっと完全な書き間違い。
恥ずかしいので本文を訂正しました(汗)

Posted by: Sugar Pie Guy | July 11, 2009 07:11 PM

うーん

>口に出すのも恥ずかしい「アラフォー」じゃないよ。
>メインは50歳代。
>半世紀振り続けてきた腰使いに瞑目せよ。

知らない人が読んだら、怪しい男同士のベリーダンスみたいじゃん。

腰は基本的には動かさんのです。はい。
特定の踊り以外はね。

Posted by: mambo | July 12, 2009 01:23 AM

mamboさん

なるほど、ご指摘ありがたく参考にさせていただきます。
次回は実施レッスンをお願いいたします。

Posted by: Sugar Pie Guy | July 14, 2009 03:31 PM

Naoya部屋の名古屋支部(人数は少ないが)は存在しているよ。 今度声をかけてみたら?? わはは。。

Posted by: Naoya | July 16, 2009 11:19 AM

え?

みんなの前でレッスン?
だめだよー、

やっぱり隠れて練習しといて、
みんなをあっと言わせる。

やっぱうちのStudio やね。
それともJAPの周年祭でも行きましょっか?

Posted by: mambo | July 17, 2009 12:58 AM

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