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【USBDG 001】 Sam Cooke

Sam_cooke_twistin_the_night_away US Black Disc Gideは僕の座右の書である。

 平成3年に初版が出されて以来、まさしくいつも僕の手元にある。

 あるシンガーが気になって頁を繰る。あるいは酒を飲みながら適当な頁を開いて読む。

 いったいどれだけ読んだことだろう。しかし今でも発見があるのは、読み方が甘いのか、それとも読んだ内容を忘れているのか。

 USBDG(以降、こう記載する)は確実に日本のソウル・ファンを変えた。

 良いことばかりではない。素晴らしい指標であるがゆえに、同書から落ちたものに手を広げる余地を閉じさせているかもしれない。
 だが、それも傍目ではないか。ここから落ちた良い音楽はそれはたくさんあるが、ここに載っているものが駄目だというソウル・ファンはいないだろう。

 気がつけば僕も幸若舞「敦盛」に謡われた人生のエンドの歳に近い。

 今月は厄月というべき災難に次々と見舞われた。これについては前回書いたが、まあどれも大したことじゃない。大したことじゃないが、僕が病気で倒れるのも事故に遭うのも世界から見れば大したことじゃない。

 このブログがいつまで続くかわからないが、ひとつUSBDGを順に取り上げていこうと思い立った。

 毎日じゃない。週に一つくらいのペース。
 USBDGには約1000のシンガー/グループが掲載されているから、週一なら20年かかる。完結する見込みは薄いが、「ソウルを聴くという遊び」にはおもしろい。


 不定期連載のUSBDG紹介。

 まずはサム・クック。

Twistin'the Night Away Sam Cooke (RCA LPM-2555)-1962-

 サム・クックなくしてソウルなし。

 そんな大仰なことを言いながら、僕が聴いてきたのはベストが中心。オリジナル・アルバムはライブと"Night Beat"を持っているだけ。
 のっけからお恥ずかしい次第。

 今回はじめて、このアルバムを聴いた。

 素晴らしい。アルバムとしてまとまりがある。躍動するテンションが最後までゆるむことなく続く。

 RCAでのヒット曲"Twistin' The Night Away"を受けてのもので、ツイストを中心としたリズム・ナンバーがすべてをしめるが、どれもいい。やはりサムは唯一無二の存在だ。

 ソウルはシングルを聴かなくちゃ駄目だとよく言われる。確かにアルバムとして、吟味されたものは少ない。
 しかし、ソウルのスタートにこれだけの内容のアルバムがあったとは、改めて自らの不明を恥じる。

 それにしてもこうしてUSBDGを最初から聴いていくというのは新鮮。嬉しくなってくる。

 さて問題は次回のレイ・チャールズ。この人も僕はベストでしか聴いていない。その状況で来週に本当に第二回を書けるのか。乞うご期待ください。

※毎週末はUSBDG紹介とする予定です。USBDGについてはこちらをご参照ください

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Comments

>ひとつUSBDGを順に取り上げていこうと思い立った

げげっ!その企画、個人がひとりでやるのは、すげぇたいへんですよ~。

入手困難なお皿も多いし。
まぁ、パーフェクトに持ってれば大丈夫でしょうけど。。。。

でも、ちょっと無謀な企画のような…。

Posted by: Masato | July 21, 2009 at 12:08 PM

Maastoさん

もちろん全部持っているわけないですよ。
これはあくまで持っているなかで週に一枚(一シンガー)づつ聴き返してみよう、という単純に僕自身のための企画。

持っていないものはトバします(笑)

Posted by: Sugar Pie Guy | July 21, 2009 at 12:36 PM

>Sugar Pie Guy さん
>ひとつUSBDGを順に取り上げていこうと思い立った

「Golden Age Of Soul Music」の「U.S.BlackDiskGuide」のコーナーで応援します。

>Masato さん
>げげっ!その企画、個人がひとりでやるのは、すげぇたいへんですよ~。

この際、Sugar Pie Guy さんがトバしたものはMasato さんがバックアップするとか.....

Posted by: adhista | July 21, 2009 at 06:41 PM

adhistaさん

Golden Age Of Soul Musicはいつも読ませていただいています。
もちろんそこにあるUSBDGコーナーも視野に入れています(笑)。
よろしくお願いします。

Posted by: Sugar Pie Guy | July 21, 2009 at 07:56 PM

僕がサム・クックを初めて聞いたのは多分中学生頃だったと思う。ラジオ番組の紹介で「今は亡きサム・クック、、、」と聞いたから多分、66年か67年頃で、ソウルという音楽は知らなかった。ポピュラーとしてナット・キンク・コールやレイ・チャールス、さらにはアンディ・ウィリアムスなどのお友達だけど僕好みというような感覚でした。
僕の中でサムがソウルと結びつくのはオーティス・レディングを知ってからで、彼のサムへの傾倒ぶりから、それ以来サム→オーティス=ソウルの王道という観念が僕の中で形成されたと思っている。

Posted by: frisco | July 21, 2009 at 10:12 PM

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