Big John hamilton "Are You Happy With Him"
またまたSoulscapがやってくれました。いったい、どこから「ここにお宝あり」という情報を掴んでくるんでしょう。インディ・ジョーンズ博士と契約しているのか、はたまたダウンジングの超能力者を雇っているのか。
Are You Happy With Him Big John hamilton (Soulscape SSCD 7016)
全21曲のうち13曲が未発表、収録されている8曲も既発のリイシューへの対抗意識が伺えるものを収録している。
やはりMinaretのシングル"Free Me"、"I Got To Get Myself Somebody"といったあたりは最高。前者は、オーティス・レディングまるだしの泣き節、後者の鋼のような歌いぶりは、60~70年代のサザン・ソウルの最もおいしいところ。
そして未発表もおしなべてレベルが高い。後半のものは音も新しく、80年代に近いのだろうか。その分、歌の力が落ちてきているようだが、それすらも愛おしい。
この人は、昔P-Vineが出したドリス・アレンとのカップリング盤が懐かしいが、彼女とのデュエット未発表曲も一曲収録されている。
こいつがおもしろいので、聴いていただこう。
On Our Way Home / Big John Hamilton with Doris Allen
お聞きの通り、ビートルズの"Two Of Us"のカバー。しかしクレジットはJohn Adkins and Finley Duncan作曲となっている。
まあよくあることです(笑)
ところで、このビッグ・ジョン・ハミルトンを、朝の通勤中にiPodで聴いていたら心地よくなり停車駅を大幅に乗り過ごしてしまった。
夜飲み過ぎて乗り過ごしたことはあるが、朝にここまで熟睡したのははじめて。
気がついて降りたのは、はだか祭りで知られる国府宮(こうのみや)という駅。まあなんというか田舎で、反対側のホームにまわっても乗車客は少ない。
耳から入ってくるビッグ・ジョンの歌声に、まるでナッシュビルに来てしまったような錯覚に陥った。
もちろん会社は遅刻しました。
The comments to this entry are closed.
Comments