Emperors "Karate"
フィリー周辺で60年代に活動していた、どローカル・ファンク・グループ「エンペラーズ」10曲と、変名した「エンペラーズ・ソウル69」2曲、さらに別グループの「ソウル・エキゾティックス」5曲をまとめたCD。
Karate The Emperors (Funkadelphia F-1001)
タイトル曲が「カラテ」というのも凄いが、このCDを出しているリイシュー・レーベル名も負けてはいない。「ファンク」と「フィラデルフィア」を合成した「ファンカデルフィア(Funkadelphia)」。
だが、やはりなんといっても彼ら自身のグループ名が一番キテいる。「皇帝たち」ですから。
もちろん実体は貴種とはほど遠い馬の骨。
これ以上(以下か)はないというような、どろどろ。ぐちゃぐちゃ。
しかし、恥も外聞もないローカルさが、包み隠さぬ黒さに直結し、ソウル・ミュージックの愉悦に昇華している。彼らが何千何万といるソウルの皇帝たちの一部であることは確かだ。
"My Baby Likes To Boogaloo" The Emperors
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