James Brown "The Federal Years...part 2" おまけ付
二集あわせて収録曲の順は、発表順にはなっていない。アルバムとしてメリハリをつけて聴きたいか、資料として発表順に並べてほしいか、いずれがまともな考えかと言えば前者で、資料としてわかり辛いとこぼすのは音楽=音を楽しむという本道からはずれている----とはわかっていても(笑)
The Federal Years...part 2 James Brown (Solid Smoke SS-8023)
この第二集の収録曲は下記。
I Feel That Old Feeling Comin' On
It Was You
Messing With The Blues
Don't Let It Happen To Me
Wonder When You're Coming Home
It Hurts To Tell you
Tell Me What I Did Wrong
I Walked Alone
I Found Someone (I Know It's Treu)
I'll Go Crazy
You're Mine, You're Mine
Got To Cry
Think
Love Or A Game
You've Got The power
第一集とあわせJBの50年代のフェデラル録音がすべて収録されているかというと例外がある。超有名曲"Please,Please,Please"が漏れている。
あまりに有名な曲なので、こんなレコードを買う消費者にとっては不要だろうという考えは、先に紹介した"Roots Of A Revolution"も同様だが、そちらでは"Try Me"も省かれていた。こっちには"Try Me"は選ばれているから、よく主旨がわからない。
さてJBの最初のオフィシャル録音は1956年の2月4日だそうで、次の4曲が吹き込まれた。
①Please Please Please
②I Feel That Old Feeling Coming On
③Why Do You Do Me
④I Don't Know
このうち①と③のカップリングがデビューシングル(Federal 12258)となった。この二曲と④は1stアルバム"Please, Please, Please"に収録されているが、③は僕が所有する音源としては今回のSolid Smoke盤(第一集)でしか聴くことができない。
数年前に出たJBのコンプリートシングルCD集ならばもちろん収録されているが、あまりに高価で手が出ない。
ここでちょいと話題を変えて。
手持ちの音源のデジタル化を進めている。面倒だが、その作業を通じて新しい発見があったりするので楽しい、単なる道楽の延長。
日本盤につけられたライナーノーツもスキャニングしOCRソフトでテキストデータ化する。
最近はそのテキストデータをiPhoneでも読めるようにしている。iPhoneのiPod機能で音楽を聴きながら、同時にライナーが読めるという寸法だ。
この作業の過程をもう一つのブログに書いた。実例としてJBの"Please, Please, Please"の日本盤CDライナー、桜井ユタカさんが書いたものを読むことができるので、これをおまけとしておく。
おまけ:「ソウルファンの異常な愛情/私はいかにしてアナログで読むのをやめ、テキストデータを愛するようになったか」
次回もう一枚だけJBを取り上げ、そろそろJBから離れよう(笑)
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