Ray Charles "Doing His Thing"
このアルバム、全10曲をジミー・ルイスが書いており、しかも内容も相当に良い。ソウル・ファンならば放っておけないお皿だろう。
Doing His Thing Ray Charles (ABC 695)-1969-
一曲目の"The Same Thing Can Make You Laugh (Can Make You Cry)"、セカンドラインっぽいリズムで始まったと思いきや、途中のアーバンな転調、グルービーなオルガンと最高にイカしている。
器用なレイは"You Ought To Change Your Ways"、"I'm Ready"といった曲ではサザン・ソウルのフレイバーをまき散らす。
そして話題の中心となるのが"If It Wasn't For Bad Luck"。アーシーなファンクをジミー・ルイスとデュエットする。どこかラテン・フレーバーを感じさせるところもかっこいい。
その実力の割に全盛期は寡作と言っていいジミー・ルイスだが、その彼を見出したのはレイ・チャールズだった。いわばソウルの師弟関係。ABC時代のレイはポップス~カントリーだと軽く見ると痛い目にあうという好盤。
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