H Black "Virgo"
インディとかメジャーとかに限らず、良い音楽は良いし、つまらないものはつまらない。このブログでは、その善し悪しの基準は僕の個人的な嗜好。
僕の嗜好だから、ほとんどのものは「好き」「いまひとつ」と分けられるのだが、今回のこいつには困った。
Virgo H Black (H Black)-2009-
全曲が同じような、だらだらした感じ。歌は鼻歌に毛が生えたような程度。さらに言えば、よくありがちな展開。
無理してこれをCDトレイに入れる理由を見いだせない。
ところが、聴き始めると、なかなか雰囲気がある。
iTunesで再生しながら、PC作業をしていると快適。
どんな音なのか、まずはお聴きいただこう。
Wanna Be The One / H Black
「よくありがちな展開」と書いたが、言い方を変えれば、それこそR&Bの本道。その時代の心地よさに右にならえするからこそ60年代サザン・ソウル、70年代スウィート、ファンクなどの潮流が深く太く華咲いた。
決してこのアルバムをお薦めはしないが、つい買ってしまったら、それはそれで楽しめるのではないかと思う。
なまじっかネットで情報が調べれる現代よりも、手当たり次第、勘でレコードを買っていた昔のほうが、もっと自由に音楽を聴いていたよなぁと、このアルバムのことを離れ考えてしまったという次第。
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